◆プロボクシング ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 石井武志―ウィルフレド・メンデス▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 吉良大弥―カルロス・カニサレス(9月2日、横浜BUNTAI)

 WBA世界ミニマム級2位・石井武志(26)=大橋=と王座決定戦で対戦する同級3位ウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=が29日、横浜市の大橋ジムで練習を公開。シャドーボクシングとサンドバッグ打ちをそれぞれ2ラウンド披露した。

 ジムでは世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=とも記念撮影。2019年に東京で行われたWBO総会でも井上と写真に納まり、当時の写真をスマホに大切に保存していたメンデスは「世界トップレベルの選手と会えて、うれしく思う」とモンスターとの対面に笑顔を見せた。

 「コンディションは万全。体重も予定通りで、試合が待ち遠しい」と話したメンデスは、石井について「プレッシャーをかけて前に出てくる選手」と分析した上で、「今まで戦ってきた選手のほとんどが同じように前に出てプレッシャーをかけてくる選手だった。私にとっても得意分野なので、今回はいい試合ができると思う」と接近戦での打ち合いにも自信をのぞかせた。決着については「チャンスがあればKOを狙うが、判定でもいい。今回は勝利することが一番だ」と強調した。

 元世界3階級制覇王者フェリックス・トリニダード(プエルトリコ)のいとこでもある名伯楽フレディ・トリニダード・トレーナーと17歳の時からコンビを組む。石井戦に向け、130ラウンドのスパーリングをこなしたという。トリニダード・トレーナーは「日本人選手は規律もあり、諦めない」と日本人ファイターの印象を語り、「今回は期間もあり、綿密な準備ができた。ハードな準備を重ねてきた。あとはリングの上で証明したい」と手応えを口にした。

 メンデスは元WBO世界同級王者。これまで日本人選手と世界戦で2度対戦している。21年12月にはWBOミニマム級タイトルマッチで谷口将隆(ワタナベ)に11回TKO負けし、王座陥落。23年4月にはWBCミニマム級暫定王座決定戦で重岡優大(ワタナベ)と対戦し、7回KO負けを喫した。

 約5年ぶりの王座返り咲きへ「生まれ変わる大きなチャンスだ。遠い国から来たが、ここで勝利して新しいスタートを切る。すべてをリングの上で出す」と意気込んだ。

 戦績は石井が11勝(8KO)1敗、メンデスが20勝(6KO)3敗2分け。

 試合は映像配信サービス「Leminoプレミアム」で独占生配信される。

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