現地8月25日のブレーブス戦、大谷翔平選手が9回に放った一打が話題です。152キロの外角シンカーを強振、打球は左翼へ飛距離379フィート(約115.5m)。

しかしアトランタの左翼フェンスに直撃し、結果は三塁打。本塁打数は30号のまま足踏みでした。

ところが、この三塁打がただの三塁打ではありません。

データ分析によれば、この打球は「メジャー30球場のうち28球場で本塁打になっていた」当たり。本拠地ドジャースタジアムなら同点アーチでした。つまり、ボールの飛び方は31号そのもの。変わったのは、球場だけです。

大谷選手はこの日3試合ぶりの安打。チームは3-4で競り負けて連勝が6で止まりましたが、「幻の31号」の数字は、むしろ状態の良さを示しています。

さて、この「28/30」という数字、釣り人には身に覚えがあるはずです。

同じ腕、同じ仕掛け、同じ誘い。それでも釣果は場所で激変します。
30の釣り座があれば、28で釣れる日のあなたの腕は本物です。でも、残りの2に座ってしまう日がある。それが釣りです。

だから上手い人ほど、投げる前に場所を選びます。船なら釣果情報を毎日出している船宿を選び、数字が三日続いている釣り物に乗る。堤防なら潮通しと直近の実績で立ち位置を決める。図鑑や仕掛けの研究と同じ熱量で「打席に立つ球場」を選ぶこと。それが、幻の1本を現実の1本に変える一番の近道です。

ちなみにきのうの東京湾口では、タチウオ船で1人28匹という数字が出ています。28球場どころか、いま毎日ホームランが出ている球場が、海には普通にあります。

大谷選手の31号は、たぶん時間の問題です。あなたの「あと一歩の1匹」も、場所を変えれば案外あっさり出るかもしれません。

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