ラグビー・リーグワンは28日、12月に開幕する2026―27シーズンから適用する選手の新たな登録区分について、要件の一部を見直し特例措置を追加するとともに、東京地裁に差し止めの仮処分を申し立てていた一部選手らと和解が成立したことを発表した。

 今季から適用される制度は日本出身選手の出場機会増を目的としており、日本代表資格がある「A」の選手が「A―1」「A―2」に分かれる。

「A―1」は日本出身や日本で義務教育期間の6年以上を過ごした選手が対象で、「A―2」に該当する海外出身選手の出場機会減が見込まれていた。代表キャップ30以上は例外とされたが、過去に日本代表選出歴があり日本国籍を保持する外国出身の一部選手らが不公平として公正取引委員会や東京地裁に訴えを起こしていた。

 リーグワンは4月、選手の訴えを踏まえた上で「現時点で、制度そのものを見直す予定はございません」としていたが、代表28キャップを持つCTBティモシー(神戸)が7月に日本外国特派員協会で会見後、和解に向けた協議を進めていることを発表した。この日発表された追加の特別措置では、25年5月31日までに日本国籍を取得した選手は「A―1」扱いとなる。リーグワンはこれまで、国籍の有無については考慮していなかった。

 リーグワンでは昨季終了後、2019年W杯日本代表のプロップ、イシレリが新カテゴリー問題の影響を受けて引退を決断。日本国籍を持つイシレリだが、今後自身のカテゴリーが「A―1」となっても「それ(復帰)は、大丈夫です。次の未来の子たちを応援します」と語っていた。

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