将棋の第48期女流王将戦挑戦者決定戦が5日に囲碁・将棋チャンネルで放送され、中七海女流三段が伊藤沙恵女流四段に勝利し、2期連続の挑戦権を獲得した。

 本戦トーナメントから出場し、4連勝。

挑戦権を獲得した心境を「内容的には負けてもおかしくない将棋が多く、今期も挑戦権を獲得できるとは思っていなかったので望外の結果です。運が良かったと思います」と語った。

 24年10月にプロ棋士養成機関・奨励会を年齢制限のため退会し、11月1日付で関西所属の女流棋士に転向。女流棋士として2年目になり「特に大きな意識の変化はありませんが、最近は対局を重ねる中で以前より落ち着いて対局に臨めるようになったと思います。自分自身では成長を感じることはあまりないのですが、自然体で指せているのが良い方向に出ているのかもしれません」と変化を明かす。

 三番勝負の相手は、前回に続き西山朋佳女流王将=白玲、清麗、女流名人=。前回は中が第1局で先勝するも、西山が第2、3局で連勝し、防衛を許した。中は「前期は三番勝負を通して西山女流王将の強さを実感しました。西山女流王将は早見え早指しで、思いも寄らない鋭い指し手が多い印象です。三番勝負ではなんとか食らいついて熱戦にできるよう頑張りたいです」と意欲を見せる。

 シリーズは10月3日、宮崎・都城市「霧島創業記念館 吉助」で開幕。「タイトル戦独特の緊張感を経験することができたので、今期はより盤上に集中して臨みたいです。

あまり結果を意識しすぎず、目の前の一局を精いっぱい指したいです」と意気込んだ。

 また、盤外では「現在通信制の大学で学んでいる」と告白。「大学の勉強や資格試験に興味があります」とした。

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