大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)へ向け時津風一門連合稽古が国技館にある相撲教習所で行われた。綱取りの大関・霧島(音羽山)は21番取って19勝。

入念な準備運動を土俵周りで行った後に幕内・時疾風(時津風)を指名。鋭い立ち合いで押し出すと、返り入幕の同級生に3連勝と寄せ付けなかった。

 次に指名した小結・大栄翔(追手風)に最初の一番こそ敗れたが、左差し右上手になって寄り切ると勢いに乗った。突き押し自慢の大栄翔を立ち合いで後退することなく組み止めると、頭をつけて反撃。9連勝と圧倒した。続いて新関脇の藤ノ川(伊勢ノ海)を指名すると、息が絶え絶えになりながらも勝利を重ねた。「落ち着いて良い稽古が出来た。立ち合いから厳しく当たる作戦でぶつかっていった」と汗をぬぐった。

 4日の稽古総見で横綱・大の里(二所ノ関)が時津風一門連合稽古に一門外から参加すると聞いており、胸を躍らせていた。だが大の里は現れず「稽古総見でいい稽古して、負けが多かった(5勝6敗)。横綱とやると思って準備してきた。」と燃えていたがまさかの“肩すかし”。それでも気を取り直して、一門の最高番付として新十両・時不動(時津風)に胸を出すなど、精力的に稽古した。

 師匠の音羽山親方(元横綱・鶴竜)は「変わらず順調ではあるかなと思います。(綱取り成功は)最終的に自分との戦い。落ち着いて、自分を信じて、相撲を取ることが大事。そこが一番ブレちゃいけない」と話した。2場所連続で優勝決定戦で敗れている霧島は「直す(克服する)には稽古しかない」とさらに出稽古を続けていくつもりだ。

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