◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級1位・那須川天心 ▽IBF世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位・西田凌佑―同級2位サム・グッドマン ▽WBC世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・坪井智也―同級2位リカルド・マラジカ ▽WBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級1位・松本流星―同級2位ラッセル・アコスタ(9月27日、トヨタアリーナ東京)

 WBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=が15日、横浜市内の所属ジムで練習を公開。挑戦者の同級1位・那須川天心(28)=帝拳=陣営が視察に訪れた。

 この日はシャドーボクシング、ミット打ちと各1ラウンドだったが、天心を指導する元帝拳ジム・トレーナーのGLOVESジム・葛西裕一会長らは王者の動きを真剣に見つめた。

 練習後、拓真の動きをスマホの動画に収めた葛西会長は「撮れるから、一応撮っておいた」と断りながらも「テンポもいいし、チャンピオンのボクシングですね」と敬意を示した。印象について聞かれると「短かったですが、バランスとかタイミングとか(見られた)。でも、いつも一緒」と淡々。「それでも、絶対に仕上げてきてくれる。体調を整えてくるから。(拓真には)自信? 落ち着いていると思う。あとはこっちの問題だと思う」と警戒した。

 前回対戦時に比べてパワーがついたか聞かれると「百戦錬磨のスーパーチャンピオン、井岡(一翔=志成)からダウンを取っているからね。気をつけないと」と話した。「今回は2回目だし、お互いの手の内は知っている。色々考えるところはあると思うけど、こちらは挑戦者なので。

崖っぷちだし、天心は行かざるを得ない。行かなきゃいけないです、挑戦者として」と気を引き締めた。

 拓真が記者会見で、前回対戦で天心に1、2ラウンドで攻められたことについて「前回のようにならない」と話したことについては「そりゃそうだ。戦術として同じ事やったら、選手としてはいけないから」と話したうえで「できたら競り合い、倒したい。KOは狙わないとダメ。自分はKO狙いのボクサーを作るのが好きだから」とニヤリ。「チャンピオンの言うように、リングに上がってからじゃないとわからない。こっちのペースになったら逃さない」と王座奪取に自信を見せていた。

 戦績は那須川が8勝(3KO)1敗、井上拓が22勝(5KO)2敗。

 興行は「Prime Video(プライムビデオ)」で独占ライブ配信される。

編集部おすすめ