報知盃の第63回東京記念・S2が16日、大井競馬場の2400メートルで行われた。集まった11頭のステイヤーが白熱のレースを繰り広げたなか、勝ったのは断然の1番人気に支持されたセラフィックコール。

早めに先頭に立ち、そのまま押し切る強い競馬で重賞4勝目を手にした。吉原寛人騎手=金沢=は東京記念4勝目となった。1~5着馬に埼玉栄冠賞・S3(10月21日、浦和)への優先出走権が与えられた。

 セラフィックコールはスタートからヒーローコールとのし烈な先頭争いに2周目の向正面半ばで決着をつけると、そのまま先頭をキープ。直線に入っても勢いは衰えず、水しぶきを高々と上げながらゴール板をトップで駆け抜けた。

 「元気が良くて掛かりっぱなしになったが、二の脚を使ってくれた。スパートは早かったが、頑張ってくれた」とレースを振り返った吉原寛。今年16勝目の重賞制覇に満面の笑みを浮かべ、「夏を越して一段とパワーアップした」と成長を感じていた。

 管理する内田勝調教師も、愛馬の強さに感嘆しながら、「うちの厩舎に来てから、今回が一番落ち着いていた」と精神面の良化も強さにつながったと分析。次走については「オーナーとの相談だが、JBCクラシックになるでしょう」とダートの祭典を視野に入れていることを明かした。コンビ続行なら、吉原は21年のミューチャリー以来の勝利を狙っての参戦となる。

 セラフィックコール 父ヘニーヒューズ、母シャンドランジュ(父マンハッタンカフェ)。

川崎・内田勝義厩舎所属の牡6歳。北海道安平町のノーザンファームの生産。通算19戦8勝(JRA9戦5勝)。総獲得賞金は2億4553万8000円(JRA9468万8000万円)。主な勝ち鞍はみやこS・G3(23年)。ダイオライト記念・Jpn2(24、25年)。馬主は(有)キャロットファーム。

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