◇ラグビー ▽アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026決勝 日本-フィジー(19日、秩父宮)

 世界ランキング12位の日本代表「エディー・ジャパン」は19日、秩父宮ラグビー場で4か国で争う「パシフィック・ネーションズカップ(PNC)」決勝で、4連覇を狙う同9位のフィジー代表と対戦する。

 3年連続となる決勝での対戦となり、2度優勝を逃した日本は雪辱を果たし、7年ぶり制覇を目指す。

通算成績は日本の4勝17敗で3連敗中。前回は米ソルトレークシティーで対戦し27●33で敗れた。一時は23点差をつけられるなど5連続トライを許しながら、後半に猛攻。1トライ1ゴールで逆転勝ちが見えた6点差で惜敗した。24年は17●41の大敗だった。

 フィジー代表のラグビーの特長は「フィジアン・マジック」と呼ばれる自由奔放なスタイルだ。圧倒的な身体能力と変幻自在なパスワークにエディー・ジャパンの「超速ラグビー」が通用するのか。来年W杯を見据えて、世界9位の強敵との戦いは現在地を測る上で貴重な対戦となる。

 63〇14で快勝した12日の米国戦から先発2人を変更した。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「日本らしい攻撃ができるようになっている。素早い展開でフィジーに対抗したい」と自信を示す。

 左WTBには長田智希が昨秋の欧州遠征のジョージア戦(25年11月22日、25〇23)以来の復帰で今季初出場。

準決勝で急きょ欠場したHO佐藤健次もリザーブに入った。長田は18日の前日練習で「日本代表がもう一段階成長するために、勝ち切るのはすごく重要。自分たちのアタックが通用するのは分かっている。相手の時間帯になったときに、いかに頑張っていくかが重要」と意気込む。

 フィジーの大会4連覇を阻止して7年ぶり4度目制覇を目指す日本。次戦の10月24日もフィジー戦だ。カテゴリーはテストマッチ。新国際大会「ネーションズチャンピオンシップ(NCC)2026」の後半戦で対戦する北半球3チーム(ウェールズ、イングランド、スコットランド)との対戦前、最後の試合になる。

 既に出場権を持っている27年W杯への道を歩む第2次エディー・ジャパンは、今年はここまで3勝4敗。序盤はNCCの前半戦(7月の南半球シリーズ)初戦でイタリアを撃破。NCCでは1勝2敗の勝ち点4で南半球グループの5位につけている。フィジーは3敗の6位最下位となっている。

 先発15人の平均サイズは、FW8人は日本が188・6センチ、112・1キロで、フィジーは187・7センチ、110・3キロと日本が重さで上回る。BK7人は日本の177・2センチ、88・7キロに対し、フィジーは181・4センチ、90キロとなっている。

 10月1日で27年W杯開幕まであと1年。実りの秋にする。

◇パシフィックネーションズカップ 第1回大会は2006年。2024年から大会フォーマットが大幅に刷新され、日本、米国、カナダ、フィジー、サモア、トンガの6か国が参加。今年は、新規国際大会の「ネーションズチャンピオンシップ」開催のため規模が縮小され、トンガとサモアが出場せず、日本、フィジー、米国、カナダの参加に。日本の優勝は2011、14、19年大会。

◇日本代表先発メンバー◇

C=試合前の通算代表キャップ数

【FW】

⑴PR 大塚壮二郎(22)=関西学院大、7C

⑵HO 原田 衛(27)=BL東京、18C

⑶PR 竹内 柊平(28)=東京SG、30C

⑷LO ジャック・コーネルセン(31)=埼玉、36C

⑸LO ハリー・ホッキングス(28)東京SG、9C

⑹FL ベン・ガンター(28)=埼玉、24C

⑺FL 下川 甲嗣(27)東京SG、28C

⑻NO8 マキシ ファウルア(29)=東京ベイ、27C

【BK】

▽HB

⑼SH 齋藤 直人(29)=東京SG、35C、ゲーム主将

⑽SO 伊藤 龍之介(21)=明大、7C

▽TB

⑾長田 智希(26)=埼玉、26C

⑿廣瀬 雄也(25)=東京ベイ、9C

⒀ディラン・ライリー(29)=埼玉、45C

⒁イノケ・ブルア(27)=神戸、2C

▽FB

⒂サム・グリーン(32)=東葛、9C

▼リザーブ

⒃佐藤 健次(23)=埼玉、11C

⒄木村 星南(27)=BL東京、4C

⒅稲場 巧(24)=静岡、2C

⒆マイケル・ストーバーグ(34)BL東京、5C

⒇エセイ・ハアンガナ(27)=浦安、3C

(21)ティエナン・コストリー(26)=神戸、18C

(22)藤原 忍(27)=東京ベイ、20C

(23)サミソニ・トゥア(31)=浦安、7C

◇日本代表の―フィジー戦成績◇

1990年3月4日  6●32

1994年5月8日 24〇18

1994年5月15日 20〇8  

1999年6月5日 9●16 

2000年5月20日 22●47 

2003年10月23日 13●41 ※W杯

2006年7月1日 15●29 

2007年5月26日 15●30

2007年9月12日 31●35 ※W杯

2008年6月22日 12●24 

2009年7月3日 39●40 

2010年6月12日 8●22 

2011年7月13日 24〇13  

2012年6月5日 19●25 

2013年6月1日 8●22 

2015年7月29日 22●27 

2016年11月26日 25●38 

2019年7月27日 34〇21

2023年8月5日 12●35

2024年9月21日 17●41 

2025年9月20日 27●33 

【注】通算成績は4勝17敗。

【エディージャパンの2026年試合予定】

※9月18日現在、3勝4敗

7月4日 イタリア 27〇10

(ネーションズチャンピオンシップ=NCC)

7月11日 アイルランド 20●36(NCC)

7月18日 フランス 15●42 (NCC)

8月8日 オーストラリア 32●35

8月15日 オーストラリア 17●56

9月5日 カナダ 57〇12

9月12日 米国 63〇14(PNC)

9月19日 フィジー? (PNC決勝)

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10月24日 フィジー (テストマッチ)

11月7日 ウェールズ (NCC)

11月14日 イングランド(NCC)

11月21日 スコットランド(NCC)

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