大阪・MBSラジオが主催するお笑い賞レース「MBSラジオ漫談王決定戦2026」が19日、大阪市北区の同局で開催され、お笑いコンビ「宮下草薙」の宮下兼史鷹 (けんしょう)が初代王者に輝いた。優勝賞金30万円と副賞の同局特別番組の出演権などを手にした。

 グループステージは「ウサギとカメ」。昔話をモチーフにしたファンタジーネタで勝負した。野村尚平(元令和喜多みな実)と2票ずつの同点となったが、大東翔生(ダブルヒガシ)に1票を入れた濱田祐太郎から2度目の投票で支持を得て、辛くも最終決戦進出を果たした。その最終決戦でも、やはり昔話ネタの「金太郎」を披露。4票(真輝志1票、藤原花和0票)と圧倒した。

 プライベートで相方の草薙航基が観覧する中でのV。「“初代”の部分が一番欲しかった。『初代漫談王』という字面の強さに恋い焦がれて参加したので、本当にうれしいです」と夢見心地の表情だった。来年に開催されるかもしれない第2回大会で連覇する可能性もあるが「『初代』しか興味なかったので、2回目は出ないかも」と明かして笑わせた。

 22年1月に結婚した女性との間に第1子を授かっていることも明かした。「初めて言うんですけど、妻が妊娠してて。子どもの名前も決まってます。

『まんだん』です」とオンエアでボケた。取材会でも「男の子なら『漫男』と書いてはどうか」などと提案も飛んだが「妻にプレゼンだけします。僕が兼史鷹(けんしょう)という変わった名前で苦労する場面もあったんで、冗談に終わらせようかな」とボケはボケで終わりそうだ。

 コンビとしてもピンとしても賞レース初優勝。草薙とコンビを結成する前に培った元ピン芸人としての経験が役立った。「ウサギとカメ」はピン芸人時代に「R―1グランプリの2回戦で落ちたネタ」だという。一方「金太郎」は「漫談王」のために下ろしたネタ。MBSラジオでレギュラーを確保すれば「読み聞かせとか、童話とかに特化したコーナーができるラジオとか楽しそう」と早くも“パパ芸人”の顔をのぞかせた。

 ファイナリスト9人のうち6人が吉本興業所属。アウェーで勝利をもぎ取った。「大阪は太田プロっていう事務所からすると萎縮(いしゅく)する土地。関西弁が聞こえてくると『自分って面白くないんじゃないかな』って萎縮しちゃう。

その中で単身、太田プロから乗り込んで戦えたのがうれしいし、自分で言うのも何ですけどカッコイイと思います」と自画自賛。相方に「おい草薙! 俺、漫談王になったぞ!」と呼びかけると、草薙も観客席から「うれしい!」と絶叫していた。

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