ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が19日、都内で自身が発起人でもある環境プロジェクト「JUMP for The Earth」の一環として、体験型イベント「JUMP for The Earth 展」を開催した。イベントは19、20日の2日間にわたって行われる。

 会場には、高梨が撮影した雪山の写真、自然環境の変化、未来へ残したい景色への思いをつづったメッセージなどを展示しているほか、アスリートや専門家31人の「100年後の未来に残したいもの」をメッセージとして紹介している。また、これまでの取り組みや、ジャンプ台から見える景色などを疑似体験できる「VRコンテンツ」を展開している。高梨は「雪山から離れた都内であえて開催することによって、スキージャンプや雪の魅力だったり、現状を多くの方々に知っていただくイベントになれば。来場された方々に大切なものについて考えていただいたり、それをどう守っていくかを考える時間になってくれればうれしいな」と思いを伝えた。

 さらに、高梨の名字にも入っている「梨」にちなみ、雪山をイメージしたイベント限定の「梨のかき氷」を、各日数量限定で無料提供するうれしいサービスもあり、初日は会場オープン前からファンが長蛇の列をつくり大盛況だった。

 本業のジャンプについても10月末のサマーGP(ドイツ)に出場予定。今季は27年ノルディックスキー世界選手権(スウェーデン)を最大目標に置き、徐々に調子を上げていくつもりだ。「W杯からいい流れをつくってそこに向かいたい。今の課題は、滑りからテイクオフまでの精度を上げることだったり、細かい部分はあるんですが、多くの方にスキージャンプを知ってもらえるきっかけをつくっていけるように頑張りたいと思います」と誓った。

 「JUMP―」は雪山の自然環境を守り、冬季スポーツを次世代へ残していくために2023年5月に高梨自身が立ち上げたプロジェクト。毎年、山形・蔵王で「クリーン作戦」(清掃活動)を行うなど幅広く環境保全に取り組んでいる。

編集部おすすめ