◆大相撲秋場所10日目(22日、東京・両国国技館)

 関脇・熱海富士(伊勢ケ浜)が2敗をキープして勝ち越しに王手をかけた。11日目の高安(田子ノ浦)との一番。

ひねりにも足を送ることができたのは稽古のたまものといえるだろう。最後は横を向いた高安を豪快に押し倒した。今場所は12勝が数字的な目安だが、審判部は内容を重視。185センチ、198キロの体を生かした前に出る相撲は文句なし。大関に向かってカウントダウンが始まった。

 昨年の秋場所以来の優勝を狙う横綱・大の里(二所ノ関)が1敗で単独トップに立っている。相撲内容に関しては安定感という部分で疑問符が付くが、前に出た時の迫力はさすがだ。10日目の相手は伯乃富士(伊勢ケ浜)。過去の対戦成績は3勝3敗と五分。安易な引き技は絶対に墓穴を掘るし、伯乃富士も引かせる相撲を取ってくるはず。前に出て勝負を付けることができるか。優勝に向けて試金石の一番といえる。

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