◆米大リーグ ホワイトソックス6―1ロッキーズ(25日、米イリノイ州シカゴ=レートフィールド)

 ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が25日(日本時間26日)、本拠地・ロッキーズ戦に「4番・一塁」で先発出場。菅野智之投手(36)とのメジャー初対戦で、2本塁打を含む3打数2安打2打点。

さらに8回には右前適時打を放ち、メジャー移籍後最多タイの3安打とした。4打数3安打3打点と衝撃の打撃でチームを勝利に導いた。

 ヒーローインタビューでは「アメージング!」とご機嫌。「すごく気持ちよく、いい打席が送れています」と振り返った。前日に話題となったフレーズを求められると「アイム ジャパニーズ トゥー!」と絶叫し、本拠地ファンは大盛り上がり。「川崎さんのだからね」と「トゥー」を付けた理由も明かした。

 前日はポストシーズン(PS)進出を決定。シャンパンファイト中の現地局インタビューでは「アイアムジャパニーーーズ!!」と絶叫し、話題を呼んでいた。このフレーズは、ブルージェイズ時代の川崎宗則氏がヒーローインタビューで放った“名言”でもあり、村上は「『アイアム ジャパニーズ』はホワイトソックス内外(他のチーム知らないけど多分)どの球団でも有名です!!!!! 毎日のようにみんなが笑って使ってます 今回インタビューで咄嗟(とっさ)に出てしまい使わせてもらいました @川崎宗則 MUNENORI KAWASAKI」と自身のSNSで投稿していた。

 この日、1本目は1点リードの初回2死。村上は2ボール2ストライクからの5球目、内角低めの86マイル(約138・4キロ)スライダーをうまく振り抜いた。打球速度103・3マイル(約166・2キロ)、角度37度、飛距離386フィート(約117・7メートル)で右翼席へ。

3試合ぶりとなる34号ソロとした。

 さらなるインパクトを与えたのが2点リードの7回先頭で迎えた第3打席。1ボールから外寄りの92・9マイル(約149・5キロ)シンカーを捉えた。打球速度109・4マイル(約176・1キロ)、角度30度、飛距離412フィート(約125・6メートル)で左中間席へ放り込んだ。4回先頭の第2打席は見逃し三振に倒れていたが、3打席で2本塁打と村上に軍配が上がった。

 日本人選手のシーズン本塁打ランキングでは、岡本和真(ブルージェイズ)を抜いて今季&1年目の日本人単独トップに浮上した村上。歴代では22年の大谷翔平(エンゼルス)を超えて単独5位となった。村上はヤクルト時代から当時巨人の菅野と何度も対戦。NPBでは通算54打数11安打の打率2割4厘、2本塁打、6打点とやや分が悪かったが、関係なかった。この日で6試合連続打点にもなった。8回1死一、三塁では右腕メヒアから右前適時打。菅野撃ちから勢いが止まらなかった。

 23年に101敗、24年にはMLB史上最悪となる121敗を喫し、25年も102敗とどん底にあったホワイトソックスは前日に5年ぶりのポストシーズン進出が確定。2年連続100敗以上からの出場は史上初の快挙となった。ただ、ア・リーグ中地区の優勝争いでは首位ガーディアンズと1ゲーム差の2位につけており、逆転優勝も十分にあり得る。村上は「もちろん地区優勝を狙っています。チームみんな同じ気持ちですし、もう1回喜べたら」とナインの思いを代弁していたが、結果で示した。8、9月の不振から一転、PSを前に完全復活の気配が漂ってきた。

編集部おすすめ