◆愛知・名古屋アジア大会 第10日 卓球(28日、スカイホール豊田)

 女子ダブルスで、世界ランク1位の張本美和(木下グループ)、早田ひな(日本生命)の“みわひな”ペアは同2位の王曼昱、蒯曼組(中国)を0―4で敗れ、銀メダルを獲得した。7月の米国スマッシュ決勝(1●3)に続いて“中国超え”はならず、同種目の日本勢では、1966年バンコク大会の山中教子、深津尚子組以来、60年ぶりの金メダルには一歩届かなかった。

早田は「全ての技術で上回られた」、美和は「本当に悔しい」と悔しがった。

 立ち上がりから11ポイント連続で奪われ、第1ゲームを「0―11」で落とす衝撃の展開に会場は騒然。第2ゲームは0―3から張本のサーブで相手のレシーブミスを誘い、初めてのポイントを奪った。しかし2度のゲームポイントは生かせず連取を許した。その後も中国の勢いを止めることができなかった。

 男女ダブルス種目は、28年ロサンゼルス五輪で04年アテネ大会以来、6大会ぶりに実施種目に復帰する。“みわひな”ペアは五輪金メダルを見据え、2月のシンガポール・スマッシュで世界ツアーでは初めてペアを組み、いきなり当時日本勢初のグランドスマッシュ初制覇。国際大会は出場4大会中3勝。中沢鋭監督は「早田のフットワークがあるから、美和が安心して攻めていける」と語り、8歳差ペアはフォアが得意な左利きの早田と、バックが屈指で右利きの張本でスタイルは真逆だが、相性は抜群だという。今回は敗れたが、ロス五輪までペアとしての経験を積めば金メダルの可能性は十分に見えてくる。

 卓球の日本勢は男女7種目の日程が終了。張本、早田のダブルエースは女子団体で銀、同シングルスで銅を獲得しており、女子ダブルスと合わせて4つのメダルを手にし、日本女子として前回23年杭州大会の3つを上回った。

日本男子は団体で60年ぶりの金メダルに輝いた。男子ダブルスで銀、銅を獲得し、男女で前回の3つを上回る計7つのメダルをつかみ、32年ぶりの自国開催で躍動した。

 ◆日本勢のアジア大会同種目銀メダル以上 ▼1958年東京大会 江口冨士枝、山泉和子組金 ▼62年ジャカルタ大会 関正子、山中教子組金、▼66年バンコク大会 山中教子、深津尚子組金 ▼74年テヘラン大会 大関行江、枝野とみ枝銀

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