男子テニス元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)の引退セレモニーが6日、東京・有明コロシアムで行われた。両親や家族ら関係者とともに、2013年末からコーチを務めたマイケル・チャン氏が出席した。

 惜別のスピーチでは「ケイは素晴らしく才能あふれる選手。『それはやらない』『試さない』『難しすぎる』などとは決して言わず、成功するために必要な厳しい努力から逃げず、困難に屈することもありませんでした」とたたえた。

 セレモニー後の取材で最も印象に残っている試合を聞かれると「どう答えよう? 難しいな」と考えつつ14年のジャパン・オープン優勝を挙げ「彼にとって、とても大事な大会で、感慨深そうな表情をしていたのを覚えている」とした。また準優勝した14年全米オープン準決勝でジョコビッチ(セルビア)を倒したこと、メンフィス・オープン4連覇なども「たくさん、いい試合があった」と紹介した。

 将来については、錦織が自身の子どもとよく遊んでいたことから「いい父親になるだろうと思っている」とコートを離れての姿を描いた。

 09年末から19年10月まで、約9年間コーチを務めたダンテ・ボティーニ氏(アルゼンチン)は近年、IMGアカデミーで錦織が若手の指導をする姿を見てきて「テニスを愛している、教えるのも好きなんだと思った」といい、「いまは何をするか特に考えてないと言っていたけれど、テニスには関わってほしい」と願っていた。

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