◆卓球▽WTTチャイナスマッシュ 第7日(10日、中国・北京)

 女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング13位のカットマン・佐藤瞳(日本ペイント)が同7位の陳幸同(中国)を4―1で初めて破った。ここまで12大会で中国勢が独占してきたが、“壁”を破り、日本勢で初めて決勝に駒を進めた。

WTTシリーズでは最高位のグランドスマッシュで同種目の日本勢初の頂点に王手をかけた。

 28歳のカットマンが執念の粘り勝ちだ。第1ゲーム(G)は2―11で取られたが、第2Gから“佐藤劇場”。長いラリーに持ち込むと、不意打ちの連続強打を浴びせる。第2Gを11―8、第3Gを11―7、第4Gを11―9で連取して左拳を握った。第3Gからは促進ルールも適用され、55分にも及ぶ死闘となった。第5Gも11―8で取り、最後はしゃがみこんで顔をおおって喜んだ。

 場内インタビューで「信じられない気持ちが大きいです。ここまで来たら、絶対優勝するという気持ちで、切り替えて(決勝も)頑張ります」と気合を入れ直した。佐藤はここまでのグランドスマッシュでは、7月の米国スマッシュの8強が最高成績だったが、自己記録を大きく更新する活躍ぶりだ。

 28年ロサンゼルス五輪は世界ランキングで日本勢上位2人がシングルス代表に決まる。現在、3位の張本美和(木下グループ)、6位の早田ひな(日本生命)、11位の大藤沙月(ミキハウス)に次ぐ4番手の13位。

逆転へ、7月のブラジル開催のWTTスターコンテンダーから2位、優勝、2位と快進撃を続け、世界ランキングに関わるポイントが高い今大会に乗り込んでいた。

 11日の決勝は世界ランキング2位の王曼昱(中国)と同3位の張本の勝者と対戦する。

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