10日、奈良県明日香村に初めてツキノワグマ1頭が現れ、捕獲されました。

県によりますと、10日午前8時50分ごろ、明日香村大字入谷の集落で、イノシシとシカを捕獲するための箱ワナにツキノワグマ1頭がかかっているのを住民が見つけました。



クマは体長117センチ、体重58キロのオスで、過去に捕獲されたことはない個体でした。

県は村からの申請に基づいて捕獲を許可し、午後2時13分ごろ、県の保護管理計画に基づき、苦痛を与えないように薬剤を使って殺処分しました。

明日香村は、県が設定しているツキノワグマ保護管理重点地域(五條市の吉野川以南の吉野町、下市町、黒滝村など11市町村)には含まれておらず、クマが現れて捕獲されるのは初めてだということです。

奈良県内で今年度に目撃されたツキノワグマは、今月8日時点で133件で、昨年度の92件、一昨年度の105件と比べるとかなり多いペースになっていることから、県は次のように注意喚起しています。

■クマと出会わないために

・クマ鈴やラジオなど音の出るものを携帯する
・食物などの匂いでクマを誘引しない
・目撃、出没情報のあったところには近づかない
・クマの新しい痕跡(フン、食べた痕、爪痕など)があった際には十分気を付ける
・各季節のクマの食べ物や生態を知ることで遭遇を避ける

■クマと出会ってしまったら

・クマがこちらに気づいていない場合は、ゆっくりと静かに立ち去る
・比較的距離が近い場合は、両腕を振り、こちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにする

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