◆米大リーグ ア・リーグ地区シリーズ第5戦 ガーディアンズ―ホワイトソックス(10日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 両軍2勝2敗のタイで迎えたシリーズ第5戦。ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は「4番・一塁」でスタメン入り。

試合前には黒いニット帽にトレーナーを着て練習した。フリー打撃では、快音を鳴らし、敵地のスタンドにサク越えを放って最終調整した。

 敵地で2連勝しながら、本拠で2連敗。再び敵地で勝てば、プレーオフは敵地5連勝となる。実はベナブル監督にとっては、初めてのことではない。2023年ワールドシリーズで、敵地でダイヤモンドバックスに3連勝し、世界一を達成したレンジャーズ。名将ボウチー監督のもとでベンチコーチを務めていたのが、ベナブル監督だった。

 当時のレンジャーズはワイルドカードから敵地で2勝、地区シリーズも2勝。リーグ優勝決定シリーズは4勝、ワールドシリーズは3勝し、敵地11勝0敗。脅威の勝率100%で、敵地11勝はポストシーズン最多勝利記録になっている。

 3年連続100敗から過去にない躍進を続けるWソックス。2連敗したが、PS初のエリミネーションゲーム(負ければ敗退の試合)に勝てば、敵地無敗神話はまた続行する。

 「我々には、逆境に立ち向かうメンタリティーが合っている。その精神を生み出す選手や個性がたくさんある。この組織に対する世間の認識が、私たちにとって大きなモチベーションとなり、皆の予想を覆し、ホワイトソックスのイメージを変えようという意欲をさらに高めている」と“外弁慶軍団”を率いることに手慣れたベナブル監督は言う。ならば、一般に不利とされる敵地の逆風も、またモチベーションになりうる。

 本拠での2試合で打線は計31三振、投手陣は17四球と自滅したが、指揮官は「いつも前日のことを振り払って、試合に臨む準備を整えて球場にやって来る。今回も同じようにしてくれると期待している」。2005年以来球団史上4度目のリーグ優勝決定戦進出を、敵地で決める。

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