◆卓球 ▽WTTチャイナスマッシュ 最終日(11日、中国・北京)

 男子シングルスで、世界ランキング1位で19歳の松島輝空(そら)が日本勢初のグランドスマッシュ(GS)で2勝目を飾った。この日の決勝で同6位の林昀儒(りん・いんじゅ、台湾)をフルゲームの末4―3で撃破。

WTTシリーズ最高位のGSで日本勢初Vを最年少で飾った7月の米国スマッシュに続く2勝目は、シングルスでは男女を通じて初の快挙。優勝賞金13万5000ドル(約2140万円)を獲得した。

 急成長を見せてきた19歳の松島は、5日に日本勢46年ぶりに世界ランキング1位に立った。91年のコンピューター集計が始まった現行制度では、男女を通じて初の偉業だった。その初戦のGSで、この日準決勝では同17位の周啟豪(中国)を4―2で下し、決勝では台湾エース・林にも貫禄勝ちだった。「レベルの高い選手が出ているなかで2回タイトルがとれて素直にうれしいです」と喜びを口にした。

 世界ランキング1位にも満足せず「嬉しい気持ちはあるけど、自分が目指しているところはそこではない。シングルスで五輪金メダルを取るまでは喜びはあまりない」と覚悟を語っていた松島。名古屋アジア大会では男子団体で日本勢60年ぶりV。今大会の張本美和(木下グループ)と組む混合ダブルスでは4強。初出場を目指す28年ロサンゼルス五輪に向け、19歳のエースは進化し続ける。

 ◆松島 輝空(まつしま・そら)2007年4月29日、京都市生まれ。

19歳。祖父母が開く田阪卓研で卓球を始め、小学1年から世代別の全日本選手権を6連覇。18年に11歳でワールドツアー初出場。21年世界ユース選手権15歳以下で3冠。24年世界選手権団体戦代表。25年11月、WTTチャンピオンズ・フランクフルトで優勝。左シェークドライブ型。これまでの世界ランキング最高位は3位。172センチ。家族は両親と弟、妹2人。

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