「本と彗星」は、9月30日発売のオリジナルアルバム『POPS』に収録されている楽曲。作詞・作曲を手がけたボーカル&ギターの大森元貴は「誰しも、誰かを何かを愛し、それが本物だろうが偽物だろうが自身の中に大切に仕舞っておく。仕舞う数が増えていけばいくだけ、それがきっと『大人になる』という事なんだと思います」と、楽曲に込めた思いを語っている。さらに「冬の映画っていいですよね。冬、好きなんです。僕もこの冬、映画館へ観に行きたいです」とコメントを寄せた。
北村には、大森から「正式にやることになったよ」と直接連絡があったという。撮影現場で大切にしていたことを伝えたといい、完成した楽曲について「原作や映画からものすごくいろんなことをキャッチしてくれて、それをちゃんとつなげてくれている。この映画の世界の余韻を作ってくれたなと感じています。すごい男ですね。びっくりしました」と賛辞を送っている。
出口は、完成した本編で初めて楽曲を聴いたといい、「本当に劇中の灯花と千尋の思いがそのまま汲み取られているような楽曲で、終わった後すごく余韻に浸りました」とコメントしている。
映画は、三秋縋の同名小説を、脚本・吉田恵里香、監督・中川龍太郎のタッグで映画化したラブストーリー。孤独に生きる大学生・千尋(北村)は、不幸な過去を忘れるため、記憶を消す治療を受ける。しかし、目覚めた彼に残されていたのは、会ったこともない幼なじみ・灯花(出口)との初恋の記憶だった。作られた記憶の中にしか存在しないはずの灯花が、ある日、現実世界に現れる。
本予告は、夕日に包まれた海辺で千尋と灯花が見つめ合う場面から始まる。勝手に埋め込まれた記憶に戸惑う千尋だったが、灯花と過ごすうちに、少しずつ心を開いていく。
制服姿で振り返る灯花のまぶしい笑顔、部屋で向かい合う二人、水族館で交わすやさしい眼差し。記憶と現実の間で揺れながらも、彼女と過ごす時間はかけがえのないものとなり、千尋の表情にも穏やかな笑みが浮かぶ。大学の同級生・江森(佐野晶哉)と肩を並べる場面もあり、誰かと共に過ごす喜びが、千尋の世界をあたたかく彩っていくさまが描かれる。
しかし、「彼女が隠し続けていた秘密――」という言葉を境に、映像は切ない展開へ。日記に何かを書き記す灯花、誰もいない部屋を見つめる千尋。日記を胸に抱いて涙する姿が映し出され、二人の恋に秘められた真実を予感させる。
あわせて解禁となった本ビジュアルには、冬の寒空の下、灯花を後ろから抱き寄せる千尋の姿を使用。「存在しないはずの君と、本当の恋をした。」というコピーが添えられている。
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