◆学生3大駅伝開幕戦  出雲駅伝(12日、島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)

 早大が16年ぶりに出雲駅伝を制した。現役学生で唯一、MGC(28年ロス五輪マラソン日本代表選考会、27年10月)の出場権を持ち、人気漫画「名探偵コナン」の主人公似で知られる“山の名探偵”工藤慎作(4年)が最長の最終6区を担い、コナンの決めポーズでゴールテープを切った。

箱根路の王者、青学大は関東勢最下位の11位と惨敗。「俺たちの出雲駅伝大作戦」を発令した原晋監督(59)は「10点」と反省し、全日本大学駅伝、箱根駅伝での巻き返しを誓った。

 箱根路の王者、青学大が出雲路で惨敗を喫した。トップから3分57秒遅れ、関東勢最下位の11位。昨年の7位を下回り、初出場だった2010年と並ぶワーストタイだった。日本テレビ系ドラマ「俺たちの箱根駅伝」になぞらえ「俺たちの出雲駅伝大作戦」と題して、全力で臨むことを掲げた原監督は「大作戦は0点、いや、10点です。1区の石川浩輝(2年)だけは良かった」と開幕戦を総括した。

 1区は石川が落ち着いたレース運びで2位と好発進。しかし、2区以降で誤算が続いた。2区は1年時の出雲駅伝以来、3年ぶりの3大駅伝出場となった鳥井健太(4年)が残り1キロで失速。首位と18秒差の8位に後退した。「3キロまで余裕がありましたが…。

適応力が足りませんでした」と鳥井は悔しそうに振り返った。

 2年連続で3区を担った飯田翔大(かいと、3年)がさらに順位を2つ落とし、4区も小河原陽琉(ひかる、3年)も苦戦し11位に転落。5区は昨季のエース黒田朝日(GMOインターネットグループ)の弟・然(3年)、6区は今季急成長の前川竜之将(りゅうのすけ、2年)が3大駅伝デビューを果たしたが、順位を上げられなかった。レース後、原監督はたまらず「このままでは箱根ではシード権(10位以内)も取れないぞ」と猛ゲキを飛ばした。

 昨年は出雲7位で開幕。全日本で3位まで盛り返し、箱根で3連覇を果たした。「次の全日本が大事。ステップ、ジャンプしたい」と原監督。残る2大会を「俺たち」の全日本、箱根駅伝とするべく、関東勢最下位から巻き返す。(竹内 達朗)

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