◆卓球◇ノジマTリーグ男子 東京 3―1 岡山(18日、東京・駒沢屋内球技場)

 男子リーグ4位の木下マイスター東京(東京)が5位の岡山リベッツ(岡山)を3―1で下し、ホームで2連勝。今季6勝目(5敗)で勝ち点を20に伸ばした。

第1試合のダブルスで丹羽孝希、閻安(ヤン・アン)組が2―1で先勝。1―1で迎えた第3試合のシングルスで吉村和弘がカットマンの英田理志に3―0で快勝すると、第4試合では17歳の川上流星が元世界ランキング7位の郝帥(ハオ・シュアイ)に3―1で勝ってチームの勝利を決めた。

 2―1の第4試合。17歳の川上が元中国代表で43歳の郝との“26歳差対決”を制し、チームを勝利に導いた。第4ゲーム、最後は持ち前の強烈なフォアハンドで決めると、ガッツポーズだ。「最高です!」とホームの拍手に笑顔で応えた。

 星槎国際高横浜2年生で昨年には世界ユース選手権で優勝した有望株。06年、08年に中国代表で世界選手権団体金メダルの経験豊富な郝に対し、勢いのあるサーブ3球目のフォアハンドだけでなく、堅実な戦いぶりも光った。第2ゲーム(G)を7―11で失ったが、「第2ゲームはレシーブで迷わって失点したので、第3ゲームはレシーブを徹底してプレーできた」と、すぐに修正し、難敵相手に第3Gは11―3、第4Gも11―4と圧倒した。

 「今のTリーグは本当にレベルが高い。世界ランキングで1ケタの選手も多くいるので、自分はその選手に勝てるように頑張りたいと思っています」。

 世界を知る大先輩の存在が、成長を加速させている。

16年リオデジャネイロ五輪団体銀、21年東京五輪団体銅メダルの丹羽孝希が今季からチームに加わった。川上にとって「映像とかをずっと見てきたし、小さい頃からめっちゃ憧れていました」と目を輝かせる存在。週に2~3度、ともに練習するようになり「一緒にやれると思っていなかったので、驚きました」。

 17歳は「丹羽選手と練習させていただいて感じたのは、1回もミスしない。自分もミスをしない練習を意識するようになりました」と練習の中での1球、1球への意識が変わった。また、丹羽から直々に代名詞の「カットブロック」を教わった。世界で脅威とされてきたテクニックで「どうやってやるんですか? 聞いたら、丹羽選手は『感覚だよ』って。難しかったですね」と苦笑いしつつ、表情からは充実感が伝わった。

 次なる大舞台は、ダカール・ユース五輪(31日開幕、セネガル)。川上は男子シングルスと松島美空と組む混合ダブルスに出場予定。2010年の丹羽以来、16年ぶりの2冠を目標に掲げる。「2種目で絶対優勝して、どんどん経験を積んで、将来は五輪や世界選手権で金メダルを取りたいです」と成長を加速させ、世界のトップへ駆け上がる。

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