営業再開した大丸心斎橋店
主要百貨店が6月1日に発表した店舗別の5月売上速報値によると、大阪6店の平均で前年比73.2%減と大幅に減少も、未曽有の減少となった4月の83.7%減に比べて10.5ポイント改善した。〈関連記事〉主要百貨店の大阪店舗、令和2年4月売上は未曽有のマイナス、免税売上減と外出自粛の影響で
https://www.ssnp.co.jp/news/distribution/2020/05/2020-0514-1356-15.html
各店では、4月7日に大阪を含む7都府県に発令された緊急事態宣言を受けて、翌日から食料品売場の時短営業を除いて臨時休業(大丸各店は全館休業、5月7日から平日.食料品の営業を再開)していた。

百貨店の大阪店舗の売上高推移 2020年4~5月
阪急うめだ本店(大阪市北区)は74.4%減、阪神梅田本店(大阪市北区)は72.8%減となった。両店とも5月21日から、営業時間を短縮して平日のみ営業を再開。5月30日からは、土日の営業も再開した。阪急うめだ本店の5月21日以降の売上高は21%減となり、さらにインバウンドを除けば7%減にまで回復した。
大丸梅田店(大阪市北区)は78.4%減、大丸心斎橋店(大阪市中央区)は84.0%減となった。両店とも5月19日から、営業時間を短縮して平日のみ営業を再開。5月30日からは、土日の営業も再開した。
高島屋大阪店(大阪市中央区)は69.7%減、あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)は59.8%減となった。両店とも5月18日から営業時間を短縮して営業を再開した。
営業時間短縮により午後6時までの営業だった髙島屋大阪店は5月27日から、大丸の梅田店と心斎橋店は6月1日から午後7時までの営業に変更した。
なお、EC(インターネット通販)売上高は好調に推移。