カルチュア・コンビニエンス・クラブは、食品総合卸の日本アクセスと連携し、食のライフスタイル店舗「レンチン食堂」を12月1日、大阪・道頓堀の「TSUTAYA EBISUBASHI」地下1階にオープンする。約200種の冷凍食品、約30種のアイスクリームなどを、ソフトドリンク、アルコールとともに時間制・食べ飲み放題で楽しめる。
また、菓子や缶詰が取り放題のクレーンゲームを18台設置し、幅広い世代が楽しめるようにした。インバウンドと若年層をメインターゲットに展開する。同店を成功させたうえで、多店舗化を検討する。11月29日に報道向け内覧会を開いた。

寺島達也・カルチュア・コンビニエンス・クラブ新業態企画推進部戦略店舗グループリーダーは「当社はことし設立40周年を迎えた。新しいライフスタイルの提案を常に心がけている」とし、時代の変化に合わせて展開してきた「蔦屋書店」やシェアオフィスの機能性とラウンジの居心地のよさを併せ持つ「SHARE LOUNGE」などの現況を説明。
今回の新業態では、日本の冷凍食品を一堂に集結させ、“電子レンジでチンする”だけで手軽においしく食べられる場を提供する。

90坪の店内には160席、電子レンジ30台を設置。パスタ、ラーメン、チャーハン、お好み焼き・たこ焼き、ピザ、ハンバーグ、デザートなど約200種の冷凍食品、約30種のアイスクリームに加え、ソフトドリンク約20種、アルコール約10種を用意。料金(税込)は通常プラン30分1,200円(延長15分ごと600円)、アルコールプラン30分1,450円(延長15分ごと725円)。

寺島氏は「食い倒れの街・大阪で外国人にも日本の冷凍食品の凄さを知ってほしい。インバウンドと、新しいものが大好きな若い方をメインに勝負したい」と述べ、また「世界中このような業態は他にないのでは。
この店を成功させ、今後につなげたい」と意気込んだ。

松元雄一・日本アクセスフローズン食品MD部長は、昨年10月に東京・秋葉原で、ことし6月に大阪・梅田で期間限定開催し大成功を収めた「チン!するレストラン」について触れ、カルチュア・コンビニエンス・クラブが大阪会場を訪れたことがきっかけで今回の新業態に至った経緯を明かした。

松元氏は「今朝訪れた納入メーカー約50社の方も『これはおもしろい』と。これまで冷凍食品を食べたことがない人、プレーンな味しか食べたことがない人がこんな商品があったのかと盛り上がる舞台になれば。また、冷凍食品を勉強できる場にもなる。(ビルの)上の階にはホールもあり勉強会もできる。
冷凍食品の楽しさであふれかえる場になるよう当社は全面支援する。レギュラー(常設)店を成功させたい」と熱く語った。

なお、カルチュア・コンビニエンス・クラブの寺島氏は食事、カフェ、お酒のそれぞれのシーンでおすすめのメニューを「あえて選ぶなら」と前置きした上で、日本ハム「シェフの厨房 低温調理 デミグラスハンバーグ」、コダマ「シナモンロール」、日本アクセス「デルシー 北海道産塩あじえだまめ」を紹介し、おいしさの驚きと感動ポイントを話した。

【店舗概要】