本日7月15日は、大阪港開港記念日。1868年のこの日、安治川の河口に開港されたことを記念して制定された。
そもそも、大阪港の歴史は1400年前までさかのぼるとされている。それまで国際港として栄えていた難波津や住吉津といった海港が衰退してしまったため、安治川上流の川口波止場に運上所をつくり、大阪港として開港した。
しかし、安治川は洪水のたびに土砂がたまってしまい、大きな船が入れなくなる。そのため大型船は沖合いで小さな船に貨物を積みかえて、港に運ばなければいけなかった。そこで安治川河口に新しい大阪港をつくろうとなり、1897年に築港工事を開始して、約30年もの時間をかけて完成された。
その後大阪港は、1939年には取り扱い貨物量が3000万トンを超える、日本一の港として繁栄。さらに、フェリーターミナルや客船ターミナル、鉄道や橋、スポーツ施設、住宅、学校などをつくり、いくつもの働きを兼ねた今のような新しい姿へと変わっていった。
ちなみに現在大阪市では、大阪港をとおして海や港へより親しんでもらおうと、「大阪港みなとまつり」を開催中。本日は「大阪港カッターレース」や「大阪市長杯市民ヨットレース」、「ヨット体験乗艇」などが行われている。さらに、7月21日~22日には「大阪港見学会」も予定されているなど、イベントが目白押しだ。
なかでも目玉の「大阪湾クルーズ」には、今年は募集定員720名のところ、8114通もの応募があったという好評ぶり。抽選に外れた方も興味が出てきた方も、ぜひ来年また応募して、普段とは違った大阪港を楽しんでもらいたい。
■Wikipedia「大阪港」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E6%B8%AF