会社の通勤や友人宅への訪問など、あなたが生活で何気なく使うエレベーター。
そんなエレベーターで私は2回ほど、モノを落としたことがある。
失くしたのではない。落としたのだ。
【画像1】その理由はエレベーター扉が開いたときに現れる隙間にあった
【画像2】上記の画像からも分かるように、エレベーターの扉が開くと約1cmの隙間ができる
1cmというと、皆さんはどのような印象を抱くだろうか?
長さだけではイメージが湧かない方も多いはずだ。
そこで今回はエレベーターの1cmの隙間にどのようなものが入るのかを、実際に検証することにした。
■鍵の場合
【画像3】鍵の場合
なんと鍵のみを持っている場合は、スッポリと入ってしまうことが分かった。
複数の鍵を束ねるキーケースや幅が1cm以上のキーホルダーを付けている場合は、鍵そのものが穴に入ったとしても、キーケースやキーホルダーが歯止めになってくれるため、穴の中へ落ちることはなかった。
■カードケースの場合
【画像4】カードケースの場合
薄手の革製カードケースの場合は、縦からでも横からでも穴に入ってしまうことが分かった。
カードケースの中に入れたのは、運転免許証、クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカードなど、合計7枚。
■iPhoneの場合
【画像5】iPhoneの場合
検証に用いたのはiPhone5。
先ほど検証した鍵やカードケースよりも余裕はないが、隙間に入ってしまうことが分かった。
■iPhoneにカバーを付けた場合
【画像5】iPhoneにカバーを付けた場合
カバーの厚みがプラスされたことによって、強く押し込んでも隙間に入ることはなかった。
■フリスクの場合
【画像6】フリスクの場合
フリスクは固めのプラスチックケースで、落としても変形することがなく、エレベーターの隙間に入ることはなかった。
以上、持ち物によってはエレベーターの出入りをしながら、持ち物を出したり、触ったりすれば、何かの拍子に穴に落としてしまう可能性があることが分かった。
実際にエレベーターの隙間にものを落としてしまったとき、どういった対処をすべきかを、(株)日立ビルシステム お客さま何でも相談センターにアドバイスを伺った。
「その建物のエレベーターには必ず定期点検などを行っている業者がいます。まずは不動産管理者にお問い合わせをし、事情を伝え、それからエレベーター点検業者に落としたものを回収してもらうようにしましょう」皆さんも普段からよく使っているエレベーターの「隙間」に、一度注目してみてはいかがだろうか?
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