プロ野球の本年王者を決めるべく日本シリーズが大詰めを迎えようとしている。セ・リーグは2年連続のリーグ優勝を果たした球界の盟主・読売ジャイアンツ。
さて、プロ野球選手ともなると、幼い頃から日々の練習に明け暮れていたと想像できるが、なかには自宅に練習設備を設けていた選手もいるはずだ。トスバッティングのゲージといった一般的なものから、もしかしたらピッチングマシンまでも導入した…なんてツワモノもいるかもしれない。そこで今回は、個人宅でピッチングマシンの導入は可能なのかどうかを調べてみた。
お話をうかがったのは、ミズノ株式会社本社広報課の木水さん。まず、ピッチングマシンにはどういう物があるのかを聞いてみた。
「弊社では現在約30種類のピッチングマシンを販売しています。ホイール式、アーム式があり、150kmのハイスピードボールやキレのある変化球を投げるマシンもあります」意外に種類が多いことに驚く。ホームページを見てみると、目的ごとに違うマシンが必要なんだと気が付かされる。アーム式はピッチャーの腕の振りを想定する練習が可能だが、アームの振りがあるので、よりしっかりした安全対策が必要になりそう。ホイール式は球に回転をかけられるが、ボールを供給するマシンが必要になる。
では、気になるお値段は?
「低価格なもので50万円台、高額なモデルで160万円台となります」個人で購入するにはやはり高い印象。そして購入できたとしても、設置する場所が問題だ。マウンドからホームベースまでの距離は18.44m。まずはその距離を確保する必要があるし、周囲にネットを張る必要も出てくる。さらには、騒音も問題になるかもしれない。そう考えると、都市部でピッチングマシンを設置するのは少々難しそうだ。
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