新型コロナの影響で外食は控えがち。ましてや海外旅行なんていつできるのか、想像すらできない昨今。
無印良品の「世界の煮込み」シリーズは、その名の通り、世界各国の煮込み料理が手軽に楽しめる冷凍食品。袋のまま10~12分湯煎すればOKで調理の手間が省けるので、暑くて何も作りたくないときにも便利です。さっそく、気になる煮込み料理を食べ比べてみました。
とろっとろのじゃがいもが後を引く!
暑い時期も箸が進むピリ辛韓国煮込み「カムジャタン」(韓国)

まずは、一度食べてみたかった「カムジャタン」から。温めて器に移すと、袋から大きなじゃがいもと豚肉がゴロゴロと出てきました。どちらもとろけるほど柔らかくて美味。コチュジャンの辛みとニンニクの風味もバランスよく、日本人でも抵抗なく食べられます。

味のイメージとしては、肉じゃがの韓国版といったところでしょうか。ほどよい辛さにご飯がすすみます。
一口で一気にエスニック気分が味わえる
スパイス香る個性派の一品「バクテー」(マレーシア)

バクテーを漢字で書くと「肉骨茶」。肉をじっくり煮込んだマレーシア料理だそうですが、器に盛り付けたとたんにスパイスの香りが漂ってきます。まずはスープから。甘辛い醤油ベースに八角やクローブなど、さまざまな香辛料の風味がダイレクトに感じられます。

さらさらのスープが夏向き。エスニック好きの人なら試す価値あり。ビールを忘れずに!
濃厚ソースがご飯と相性ぴったり!
大人から子供まで万人ウケする王道の味「ビーフストロガノフ」(ロシア)

続いてビーフストロガノフ。我が家では手作りすることが多いのですが、こちらの商品も牛肉が適度に入っていて、ボリューム感もそれなりにあります。ただ、牛肉が硬い印象が…。ビーフストロガノフといえば、マッシュルームや玉ねぎを入れますが、それも乏しい気がしました。またサワークリームの酸味も期待していたのですが、それもほとんど感じず、ちょっと期待外れ。

ただ酸味が少ない分、誰でも抵抗なく食べられるので、ビーフシチュー感覚で食べるのにぴったり。パンにも合いそう。
具だくさん&あっさり味だから
遅い時間の晩ご飯にも罪悪感なく食べられる「肉じゃが」(日本)

肉じゃがといえば甘辛い、いわゆる“おふくろの味”を想像しますが、無印良品の肉じゃがは、もう少し洗練された味? と表現すればいいでしょうか。甘さはさほど感じられず、醤油ベースのあっさりとした優しい味わいでした。

筆者的には物足りなさを感じましたが、糸こんにゃくやいんげん、にんじんなどの具材もたくさん入っているので、栄養バランスもよく、独身の方や遅い晩ご飯にも◎。「あと一品何か欲しい」なんてときにもおすすめです!
黒酢のコクと酸味がしっかりきいた
こってり濃厚な定番の味「酢豚」(中国)

湯煎して器に盛り付けたとたんに黒酢の酸味が漂ってきて、食べる前から期待大! 豚肉はジューシーで柔らかく、まったくクセがありません。パプリカやタケノコもシャキシャキとした食感で、食べ応えがあります。

酸味と甘みのバランスもよく、まさに王道の酢豚と言えます。熱々のご飯の上にのせて、酢豚丼にしても美味しそう!
クコの実や押麦がたくさん入っていて気分が上がる!
女子ウケ必須のヘルシー煮込み「サムゲタン」(韓国)

大好きなサムゲタンが自宅で手軽に食べられるなんて! と、湯煎しているときからハイテンション。さっそくメインからいただきます。鶏肉は皮付きのまま煮込まれていて、こだわりが感じられます。肉質は柔らかく、臭みもなく美味。トロトロに煮込まれた大根の他、押麦やクコの実といった美容に嬉しい食材もたくさん入っていて、食べれば食べるほど美しくなれそう(笑)。

塩ベースのスープは鶏の旨みもきいていて、最後まで美味しくいただけました。優しい味わいなので、普段の食事はもちろんのこと、体調を崩したときや、体に優しいものを摂りたいときにも重宝しそうです。
今まで気になっていたけれど、なかなか食べる機会がなかったバクテーやカムジャタンを「世界の煮込み」シリーズで試食することができ、本当にプチ旅行をしている気分を味わうことができました。あなたもぜひ、手軽にグルメトリップしてみてはいかがでしょう?
(取材・文◎misa)
●DATA
無印良品「世界の煮込み」
https://www.muji.com/jp/ja/store/search/cmdty/世界の煮込み
※価格は全て税込