『さかなクンのレッツ・ギョ~!!』はTBSラジオにて毎週月曜日の21時30分から絶賛放送中!
みなさんギョんばんは!お魚のスペシャリスト・さかなクンと、生き物のスペシャリスト・下村実(京都水族館館長)、進行役の鶴間政行(放送作家)でお送りしている、子供から大人まで楽しめるいきものバラエティ「さかなクンのレッツ・ギョ~!!」。
今回の『ギョギョペディア』のテーマは、『お魚の色や模様の変化!』リスナーさんからお便りをいただきました!
タカサゴや、カツオなど魚が、海で泳いでいる時と、鮮魚になった時の色や模様が変わるのはなぜですか?人の表情が変わるように、魚も状況によって変わってくるんですね!
タカサゴは、沖縄県の県魚として、『グルクン』とも呼ばれています。
泳いでいる時の色は、背は緑がかった色で、綺麗な筋があって、
お腹は銀色のお魚です!
ところが釣り上げたり、お魚屋さんに並ぶ頃には、
おなかのあたりが赤くなっているんです!
カツオの場合は、泳いでいる時は、背は群青色、おなかは白銀色ですが、
釣り上げられたり、興奮すると特有の縞模様が出てきます!
普段泳いでいる時に、背を青くすることで、上からの敵から身を隠し、
お腹が銀色なことで、下からの敵に、太陽を反射させて、
身を守るために気づかれないようにしているんです!
タカサゴも同様に、おなかのあたりを赤くすることで、
夜に保護色の役割を果たしています。
色は、人間の目に入ってくるのは太陽の光が反射したもので、
魚は色のもとになる"色素胞"というものを持っており、
この色素胞の周りの筋肉を縮めたり、伸ばしたりすることで、色を変化させています!
その状態が泳いでいる時と、鮮魚の時で、伸び縮みの差ができ、
色が変わる、ということなんです...!!
みなさんご存知のジンベエザメも、
野生の時は、深い紫色で、
水族館で飼われている状態では、グレーのような色で、
全然違うそうです!
同じお魚でもこんなに色が変わるって、すギョいことですよね...(>▽<)/
◆10月29日放送分より 番組名:「さかなクンのレッツ・ギョ~!!」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181029213000