寒くなって温かい汁物があう季節になってきましたが、その中でも「とん汁」が進化しているようなので、11月21日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まずは先月末に「業界初の試み!」と話題になったあるとん汁がありました。
自動販売機に温かい飲み物が並ぶ季節になってコーンスープやおしるこがある自販機はみかけますが、とん汁ってなかなかみたことないですよね。
このとん汁は、主に自動販売機で130円で販売してて、缶の手軽さからあらゆるシーンで飲めるのがウリのとん汁だそう。
潮木さんは、この商品の開発をした人で、春にとん汁をやろうと企画し、この夏もアツいなか、毎日アツアツのとん汁を飲んで、汗だくになりながらこの缶のとん汁を完成させたそうです。
これは缶で飲むとん汁ですが、とん汁はもっと進化しているようなんです。最近は「ごはんにのせて食べるとん汁」なるものまで出てきているそうです。どういうものなのか。商品を開発した美噌元(みそげん)の長船邦彦さんに聞きました。
「ごはんにのせるとん汁」は税込648円、東京駅前のKITTE(キッテ)にお店があって、オンラインショップでも販売されているんですが、これが去年は3か月で1万本以上売れたそう。
開発者の長船さんはいまも週2回は自身もごはんにのせて食べるとん汁で白ご飯を召し上がるそうで、オススメの食べ方はとん汁プラス、ごはんにのせるとん汁で白いごはんを食べるダブルどん汁だそう。

こうしたとん汁商品の一方で、都内にはとん汁だけとん汁一本で勝負する専門店まで出ているんです。とん汁専門店「ごちとん」の代表、佐藤卓さんです。
「ごちとん」の代表、佐藤卓さん「当店は野菜を食べるごちそうとん汁、ごちとんという愛称で呼ばれているんですが、創作とん汁の専門店というちょっとかわったカテゴリーのお店です。ちょうど1年半前に代々木から1分の場所にオープンしました。元々我々、野菜を食べるカレーcampというカレーショップを運営しているんですが、そこで非常に人気だったのがとん汁カレーというスープカレーの和風版なんですけど、そちらが非常に人気の冬のメニューでして、そこからヒントを得まして、もしかしたらとん汁で一本立ちしたお店ができるんじゃないかと作ったお店です。

佐藤さんによれば、最近はとん汁って定食店でわき役になっているんですが、こどものころは、とん汁ってごちそうだったので、そこを引っ張り出してみたかったんですというお話でした。
ここのとん汁は、ニンジンや大根など大きくカットされた野菜とお豆腐、そしてスペアリブのお肉が入ったとん汁が840円から提供されている代々木駅からすぐのお店。きのうも昼過ぎに伺ったらお店の外に行列ができているほどの人気でした。
一方、代々木駅前というのは、とん汁も出す牛丼チェーンをはじめ人気のラーメン店など様々な飲食店があるので、お客さんはわざわざなぜとん汁なのか、ちょっと気になったので、最後にきのうとん汁専門店でとん汁を食べ終えた人になぜとん汁なのか、その魅力を伺いました。
★とん汁専門店に通う理由は・・●「寒かったからちょっと栄養をつけようかと思って。ラーメンだと具が少ないじゃない、麺とたまごかなにかちょっとお肉、こっちだといろんな野菜とか、お肉も入っているし、おみそで体も温まるし、なんか満足感があります。日本人でよかったなっていう感じですね。」●「ここにきたら食べるって決めてる。おいしいし。(とん汁の魅力って?)野菜が食べれる。月1くらい食べる。セットで定食でとん汁にできますって言ったらとん汁頼むくらい。」●「なんか思い立った時に月1くらい食べてると思います。やはりとん汁を選ぶ人は栄養を考えている人が多く男性は野菜がとれるからという人が多かったです。

◆11月21日放送分より 番組名:「森本毅郎・スタンバイ!」内「現場にアタック」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181121073336