TBSラジオ『プレイステーション presents ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』毎週木曜日21:00~21:30放送。
■ゲーム代をくすねるために、毎日のおつかいで牛乳の相場が変動「マイゲーム・マイライフ」のゲストにエレキコミックの今立進さんがやってきました。
今立さんのそのゲームに対する熱意は、幼い頃から。親を騙してでもゲームをしたかったようで……。

今立「(ゲーセン代がないから)お母さんにどうしたらお金もらえるかと知恵を働かせて。おつかいすることにしたんです。うちはよく牛乳を飲んでたから、牛乳買ってくるよって言って、500円とかもらうんですよ。で、牛乳が200円くらいなので、その300円を」

宇多丸「流用!? バレません!?」
今立「結構使いましたね。最初のうちは、(ゲームに使ったのは)100円くらいだったんですよ。ちょっと今日牛乳高かったって言って」
宇多丸「ふはははは」
今立「浅知恵なんでね。たぶん親はわかってるんですよ」
宇多丸「ああ、わかった上でね」
今立「最終的にはうちの牛乳、一個500円だった時代ありましたからね」
宇多丸「かわいいかもしれないですね。今日、牛乳高かった、とか。

今立「相場が毎日変わるんですよ。200円だった試しはないですね。安くて250円」
また、ゲームのしすぎでファミコンを隠されても、幼き今立少年はめげません。
今立「(ゲーム)やりすぎて、ファミコン隠されるという“あるある”があったんですけど、最終的にはテレビが外に出ましたね」
宇多丸「外に!?」
今立「ベランダに。でも、ベランダでやってましたね。コンセントを延長しまくって」

宇多丸「子どもだからテレビ運ぶ力はないけど」
今立「そうなんです。そこから線を引いて、もう寒風吹きすさぶなかやりましたね。しかも『火の鳥』やってました。温かみを求めたんですかね」
宇多丸「ははは。火に当たるように」
今立さんが親にゲームを隠されても、めげない子どもでよかったです。そのおかげで、今に繋がっているわけですから。
eスポーツをはじめ、業界が盛り上がることで、ゲームは将来の仕事に繋がることをとくと見せつけてほしいです。

(※今立さんが接待プレイを指示されていたゲームの大会で、接待せずに任天堂の偉い人を負かした際の話)
今立「(接待なんて)嫌だっつって。そんなん関係あるかいって。接戦の末、勝ったんですよ」
宇多丸「勝っちゃった」
今立「そしたら、そこから仲良くなるんですけど、優勝して、マンハントの、ブタのフィギュアをもらったんですよ」
宇多丸「えーーーーーーーー!!!!!!(大声)」
今立「今も家にあります」
宇多丸「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!! 羨ましいーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!! なにそれーーーーーー!!!!! へえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!! 羨ましいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!! そんなのがあることも知らなかったあああああああ」
文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)