公立の小中学校への携帯電話やスマホの持ち込みについて、緩和を含めたルールの見直しの検討を始めました。2009年に、文部科学省が【原則禁止】の通知を出しましたが、今となっては小中学生のスマホの普及率は6~7割にまで高まっている状況。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、2月22日(金)は、金曜日恒例のサラリーマンの声。レポーターの近堂かおりが、『小中学校へのスマホの持ち込み、賛成ですか?反対ですか?』というテーマで、街で皆さんにお話を聞きました。
★反対!学校にスマホは必要ないでしょ!
●「持ち込まない方がいいんじゃないですか。勉強に関係ないからかな。単純に。なんか余計なことに気がいっちゃいそうで、勉強に身が入らないんじゃないですかね。」●「学校に通っているってすごい特別な時間じゃないですか、日常と違う世界だと思うので、やっぱり教育の場というか、そういう時間を与えられているわけじゃない。そこでスマホは必要ない。その特別な時間を大切にしたほうがイイ。」●「いらないんじゃないですか。学生がそんなに携帯持って何するんだろう?一体。昔から持っていなくても全然大丈夫だったじゃないですか。学校への持ち込みは反対のみなさんのお声。勉強する場所だからいらないでしょ、ということです。まさに、これはごもっとも!!学生の本分は勉強!なのはそうなのですが、今の時代とは合っていないような気もしますよね。実は反対意見は少数派でした。
★賛成!登下校時が心配だから!スマホ持ち込み賛成派の声はコチラです。
●「条件付き賛成かな。授業中は見ない、学校にいる間は触らせちゃダメ。皆さん、登下校の時に不安を感じている。だから、学校への持ち込みは必要だということなのです。今の世の中、何が起きるか、分からない。災害や事故に遭うかもしれないし、事件に巻き込まれてしまうかもしれない。物騒な事件も多いですから、親御さんとしては、せめてスマホを持たせることで、不安を軽減したいですよね。
★きめ細かな運用の仕方が必須!ただ、登下校には必要ですが、当然、授業中はダメ!その点に関して、こんな声がありました。
それぞれに合った細かい運用のルールが必要だ、ということです。【学校でどう管理するか】だけではなく、【保護者による教育】も必要だし、【スマホのメーカーが出来ること】もある、と。実は番組にリスナーさんからメールが届いたのでご紹介します。
●「私は、都内小学校に勤務していますが、スマホの学校持ち込みは大反対です!(笑)。とのこと。確かに、毎朝全員分のスマホを集める、となると、大仕事ですし、その管理などにも、また配慮が必要ですし、現場になる学校側が大変になるのは、想像できます・・・。
また、放送では全文はご紹介できなかったのですが、このリスナーさんのメールにあった、『災害時の連絡手段が大切なのは同感です。しかしスマホの機能はその目的に対しあまりがありすぎます』というのは、本当にそうだな~と思いました。
一方で、中学生はOKだけど小学生はダメ!と言う人もいましたから、色々と議論するべきことがありますね。
★ウチの子は中学生だけど・・・そんな中、中学生のお子さんがいらっしゃる人の声です。
●「私は賛成ですね。自分の子供が高校生と中学生といて、連絡が取れたらいいなって思うタイミングがある。スマホ、一年前に与えました。いつもは家に置いていってる。」●「賛成ですね。ウチの娘も中学校の時、一年生から持たせていたんで。イマドキの中学生はみんな持っているんですね。ちゃんと家に置いていく子もいれば、親に持たされて学校に持っていく子もいます。私立の学校は、持って行ってもいいけど、先生が集めるという学校もあるようでした。
親御さんとしては、すでに持たせちゃってます、というのが実態なのかもしれませんが、現場の先生からは反対の声もあるわけで、これは難しいですね。こういった声をどのようにすくい上げていくのか、もう少し丁寧に考えた方がいいのかもしれません。
◆2月22日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」内「現場にアタック」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190222063000