TBSラジオ「ACTION」(月-金15:30~17:30)。
5月16日(木)のゲストは、ニュースやワイドショーで見る、裁判のイラストでおなじみ。
幸坂:榎本よしたかさんは法廷画家そしてイラストレーター、漫画家として活動されていまして、法廷画家としては今年で16年目!これまでに100件以上の裁判で法廷画を担当されているんですね。
羽田:100件以上って色々ありそうですね~!
■いつ依頼があるのかわからない!電話1本で全国どこへでも!
幸坂:どうやって依頼がくるんですか?
榎本:テレビ局から直接電話で「明日、那覇地裁に来れますか?」みたいな(笑)
幸坂:わ~!いきなりそんな依頼があるんですか!
羽田:前日に連絡が?
榎本:前日か、前々日が多いですね。報道のスケジュールって急に決まるので。被告人って逮捕された後の映像って一切出ないんですよね。なので世を騒がせた被告人の最新の情報っていうのは裁判でないと見えないので。

羽田:そんな直前に言われても…宿とかどうするんですか?
榎本:自分で取ってます。現地集合、現地解散で。
羽田:法廷内に入って榎本さんが初めにすることって何ですか?
榎本:席取りなんですけど、これは早いもの勝ちなんです。
羽田:早いもの勝ちなんだ!
榎本:被告人がどっちに座っているのかまず見極める。まだ入ってはいないんですけど、どっちが検察側でどっちが弁護側か確認しないと。
羽田:そのときどきで違うんだ…。
榎本:だいたい裁判長から向かって右手側が検察で左手が弁護士になるんですけど、逆の場合があるんですよ。
羽田:逆のときもあるんですね!
榎本:なぜそうなのかはわからないんですけど、同じ法廷でも逆のときがあるんで。運が悪いと被告人が証言台に立ってたらもう後ろ姿しか見えないみたいな…(笑)
■法廷画家はカメラの代わり?イラストと漫画の違い!
榎本:あくまで客観的に見たものをありのまま描くっていうのが重要かなと思ってるんですね。漫画とかイラストになってくると、誇張表現するじゃないですか。漫画は見たものの感情を揺さぶるのが目的だったりするのでそういう表現をするんですけど。
羽田:あ~。

榎本:法廷画の場合は、たとえば連続殺人犯だったとしてもわざわざ凶悪に描いたりっていう誇張はしない。見たものを描くっていうのを忠実にしていますね。あとイラストはキャラクターの魅力とかを引き出して描くっていうのがあって、その辺は漫画とまた違ってくるんですけど。
■カルロス・ゴーンに森友学園籠池元理事長!被告人が法廷で見せた顔
羽田:カルロス・ゴーンの1月の法廷にも立ち会われたんですね!
榎本:そうなんです。これ1月8日にあった裁判の持ってきたんですけど…。
羽田:あ~!
幸坂:似てる!


幸坂:キリッとしてて!
榎本:ただ頬がこけられてて、ちょっとやっぱり憔悴している感じというのはありました。あとネクタイしてないゴーンさんって割と珍しいんです。勾留されてる間はネクタイ取り上げられてたんです。
幸坂:そうなんですか!
榎本:自殺しちゃうから。あと走って逃げないように靴もサンダル。
幸坂:へえ~。
羽田:あと森友学園の籠池元理事長の裁判…。
榎本:籠池元理事長はこんな感じですけど。
幸坂:やっぱり似てますね~!
榎本:もう入ったときから堂々として自らの無実を信じ切っている。こんな感じであごを上げて胸を張って歩いていて。
幸坂:そして今日は特別に羽田さんの絵を描いていただきました!
羽田:え!僕なんもしてないですよ!!
幸坂・榎本:(笑)

羽田:おお~!!ポルシェ太郎50万部突破!というTシャツを着た僕の絵を!
榎本:題して「Tシャツでポルシェ太郎50万部突破を自慢するも裁判長に呆れられる」という。完全に漫画表現ですけど(笑)

そっくり!

◆5月16日放送分より 番組名:「ACTION」
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