27日(木)のゲストは杉並区方南町にあるお化け屋敷「オバケン」をプロデュースするホラープランナーのオバケンさんです。

羽田:そもそも杉並区方南町にオープンしようと思ったのは何故だったんですか?

オバケン:最初からお化け屋敷ということでもなくて。

方南町に会社があったんですが、そこで新しい事業をやりましょうということになりまして。皆で何を作るか考えてたんですが。方南町って基本的に住宅街でそれ以外は何もないんですよ。だから、休みの日は方南町の外に出ていくんですよ。外に行かなくても、遊園地やお化け屋敷みたいなアミューズメントがあったら…、その街に住みたいなって思ったんですね。その街全体が遊園地みたいな。そのときに僕はホラーが好きだったので、お化け屋敷を作ろうと思ったんです。
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羽田:この方南町のお化け屋敷以外にもホラーイベントを開催されてますね。

オバケン:他にないものを作ろうと思いまして、廃キャンプ場を使って1泊2日のゾンビキャンプですね。

幸坂:え?1泊2日ずっとですか?

オバケン:はい、山に篭って。廃キャンプ場なので、全部血まみれです(笑)
羽田・幸坂:うわぁ~!

オバケン:1泊2日寝かさないです(笑)
幸坂:もう映画の世界ですよね。

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オバケン:あとは、サンリオピューロランドで毎年、全体を使ってお化け屋敷をやってます。

羽田:あそこがホラー空間になるんですか?
オバケン:真逆になります(笑)

幸坂:キャラクターもお化けになるんですか?
オバケン:お化けキティなどサプライズで出てきますが、基本はゾンビまみれで各エリアのミッションをクリアしていく形です。

羽田:どれくらい人が集まりますか?
オバケン:1回で大体1000人ぐらいですね。

羽田・幸坂:1000人!!
羽田:それってゾンビの数も結構必要ですよね?
オバケン:780人ほど。

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羽田:おぉ~!
幸坂:オーディションとかするんですか?

オバケン:知り合いとかですね。外国人の方とか見栄えが良いので揃えますね。結構すごい絵面ですよ(笑)

幸坂:外国人の方のゾンビは迫力すごそうですね…
羽田:オバケンさんの思うホラーの魅力って何でしょうか?

オバケン:ありえそうでありえない非現実感ですね。幽霊を見た人っているじゃないですか。それって意外とありそうじゃないですか。想像をしやすい、身近に感じられる非現実感みたいなところが魅力ですね。逆に非現実感過ぎる宇宙人のアトラクションとかはちょっと引いちゃいますかね。

羽田:非現実過ぎると怖くない感じなんですね。

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幸坂:「人を怖がらせる極意は、お客さんを映画の主人公にすること」というのは?

オバケン:やっぱり体験したい欲ってあると思うので。

その映画の主人公になってもらうために、その環境をどう作るかを大事にしてます。例えばゾンビキャンプだったら、知らない人同士5,6人でチームになる。ここに仕込みが入っていて、仲良くなるんです。一緒にミッションやって、ご飯を食べて、時間を掛けて仲良くなって心に入り込むんですね。で、その人が負傷してしまって、仲間が持っている銃で撃ち殺さなきゃいけないんです。こういうのって映画でありますよね。

羽田:映画ではよくあるパターンですけど、体験しなきゃいけないとなると別ですね(笑)恐怖や緊張感がリアルで。で、怖さというのは、自発的に行動しなきゃいけないから怖さに転じるってことがあるなと思いました。映画だと時間が勝手に流れますが、体験型だと自分で動かなきゃいけないからこその恐怖があって、それは映画では体験できないことだと思いました。

◆6月27日放送分より 番組名:「ACTION」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190627153000

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