TBSラジオ「ACTION」月~金曜日の15時30分から生放送。月曜パーソナリティは宮藤官九郎さん。
8月5日(月)のゲストは銀杏BOYZ・峯田和伸さん。『いだてん』では清さん役で出られている峯田さんに、宮藤さんが愚痴を聞いてます。
幸坂:峯田さん、愚痴はありますか?
峯田:あんまり愚痴はないんですけど(笑)、強いて言うと、お芝居の現場って入り時間が早いんですよ。朝6時集合とか。それが慣れないですね。
宮藤:なんとかしてくれと。
峯田:僕、『いだてん』で清さん役やってるんですけど、坊主頭で日焼けしてるんですよ。でも普段は日焼けしてないので、日焼けメイクを全身やるんですよ。だから女優さんよりも入りが早いんですね。それがキツイです。俺のイメージでは、1時間前に入るとかだったのが、2時間前なんですよね。それぐらいですかね。
宮藤:それはすみません。日焼けしてない人を日焼けさせなきゃいけない役にキャスティングしたり、毛が生えてはいけない人に毛深い人をキャスティングして毛を剃らせるとか、俺やりがちなんですよ。皆川猿時君なんか、松澤一鶴って全然痩せてて毛深くない(笑)だったら違う人をキャスティングすれば良いんだけど、「お前じゃなきゃダメなんだ!」という思いなんですよね。峯田君に対しても、走るのは苦手で、しかも訛っている。しかも日焼けしなきゃいけない。「でも、清さんは峯田君じゃなきゃアカンのや~!」っていう気持ちのしわ寄せが、全部本人に行っちゃってるんですね。
峯田:僕、寝るのも遅いんですよ。音楽やっている人って夜型が多くて。それがたまに朝早い撮影が入ると、時差ボケみたいになっちゃいますね。
宮藤:以前話したとき、「明日の朝、早朝でそれが辛い」って言ってたもんね。
峯田:まぁ、でもそれぐらいですね。
宮藤:でも、いつまでも髪の毛は坊主のままにしなきゃいけないじゃないですか。

峯田:まぁ、そうですね…
宮藤:声が小さくなった(笑)清さんは坊主だからね。
峯田:でも、坊主は気持ち良いですよ。
宮藤:峯田君は坊主が似合うからね。って慰めてるけど(笑)清さんはね、しばらく終わらないんですよ。
峯田:僕ね、出番は一応終わったんですよ。花束貰って、「お疲れ様でした」と。でも、いろいろあって。
宮藤:清さん、まだ撮影しなきゃいけないんですよ(笑)
峯田:「DVD用にシーン撮り直し箇所があります」と言われて(笑)「そのときになったらまた坊主になってもらいます」と言われて。今伸びてるので、また刈り直さなきゃいけなくて。坊主は気持ち良いですからね!色々ありますよね!
宮藤:あった、あった(笑)

幸坂:他に愚痴はありますか?
峯田:夏フェスでの楽屋スペースになかなか行けないんですよね。
宮藤:誰に会うか分からないもんね。ミュージシャンって先輩後輩とか体育会系とか文化系とかあんまりないから、どうしていいか分からないよね。
峯田:あとチャラい人もいるので、そういう人に来られるとしんどいですよね。

宮藤:俺、だいたいエレキコミックのやつい君探すね(笑)
峯田:必ずいますからね(笑)そういう人がいると確かに気が楽ですね。
宮藤:そういうときはやっつん探しなよ。
峯田:そうですね。
宮藤:でも確かに、峯田君がそういうところで仲良くコミュニケーション取ってるのは想像つかないね。この間のフジロックも探したけど、すぐ帰ったでしょ?
峯田:はい。挨拶したミュージシャンは怒髪天と内郷げんこつ会だけ(笑)あと誰とも会ってない。フェスでは居場所が無いってのはありますよね。楽しくやれれば良いんですが、こちらもモードがあるので、それが終わるまではなかなか難しいですね。
宮藤:でも、今年のフジロックの銀杏BOYZ良かったですね~。
峯田:涼しくて良かったですね。今日みたいに暑い日だったらバテて終わってたと思うのですが、小雨ぐらいで涼しかったので。
宮藤:峯田君がステージ降りて、客席行ったときに「客席遠いな」と思っちゃった。
峯田:思いました。あそこまで行くので疲れちゃいました。行かなきゃよかった(笑)
宮藤:毎回行かなきゃ良かったって思うの?(笑)
峯田:思います、思います。ステージに登るのもキツくて…
この他、宮藤さんから見た役者・峯田和伸。そして、峯田さんから見た脚本家・宮藤官九郎の凄さについても伺いました。
◆8月5日放送分より 番組名:「ACTION」
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