毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」。

若い頃は、事務所や劇団にも所属せず、その頃は珍しかったフリーの俳優として活動していた津田寛治さん。先方からオファーがあるということもなく、自分が好きな作品を見つけ、その監督スタッフさんに売り込みに行くという日々が続いていたそうです。
そんな中、北野監督の「その男、凶暴につき」を観て、衝撃を受け、いつかは北野作品に出たいなあと思っていた時、バイト先のスタジオに北野監督が作品編集の時にいらっしゃるという情報が入ってきたので、監督を待つこと数週間、ついに監督が訪れてきた、チャンスと思った喫茶店の奥さんから「寛ちゃん!ウエイターやりながら北野たけしんさんにプロフィールを渡すのよ!」と言われ、監督がトイレに入ったのを見計らい、プロフィールと手紙を渡したそうです。

しかし、その後、1年ほど連絡が無く、再び、訪れた北野監督から「まだ俳優やってんの?頑張ってね」と言われた瞬間、喫茶店の奥さんがキレて「監督ひどいじゃないですか!うちの子待ってたんですよ!オーディションぐらい呼んでください!」と言ってしまったそうです。
その瞬間、津田寛治さんは「終わった・・・」と思ったが、打ち合わせ中に呼ばれ、ウエイターの役が、その場で決まったそうです。
それがきっかけとなって「ソナチネ」に出演することが決定。その後も、シーンが増えたり、出番も増えていったそうです。
◆1月20日放送分より 番組名:「伊集院光とらじおと」内「伊集院光とらじおとゲストと」
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