TBSラジオ毎週土曜13:00-14:55からバービーがお送りする「週末ノオト」
オープニングでは、バービーがこの1週間に起きたこと・考えたことを振り返ります。(毎月4週目のパートナーは、山内あゆアナウンサー)
津田塾大学の学園祭にバービーが初めて一人で出演!
バービー:先週の放送が終わってから直だったんですけど、学園祭に行ってきたんですよ。この秋の学園祭シーズンになったら毎年地方の大学に行ってコンビでネタをやったりしていたんですけど、今回初めて一人で行ってきました。
山内:お~津田塾。すごい有名。
バービー:ホームページを見ると、「勇気、情熱、志。女性の力が社会を変える」と書かれていて、ちょっと強い意志を感じる女子大なんですけど。ここのところ、フォーリンラブでは「懐かしい芸人」とか、ネタも含めて「サスティナブル芸人」とか言われているんですけど(笑)芸人で呼ばれること自体減ったし、去年なんかはコロナも相まってゼロだったんですよ。
山内:だいたい大学祭自体が開催できなかったですもんね。
バービー:だから久しぶりの「大学!」って感じだったんですけど。ネタではなく、オンライン配信でのトークイベントで。
山内:でもやっぱりそこはオンラインだったんですね。まだね。

バービー:そうなんです。
山内:かわいい!
バービー:かわいいんですよ。それで小さいブーケみたいなやつがテーブルの四隅に置いてあって、結界張ってあるみたいな置き方になっちゃったりとかして「かわいい~」とか思いながら「打合せです」って呼ばれて行くと、4人の実行委員会の学生さんが横一列で並んでいて、そこに教員の方が教室で待っててくださったんですよ。ちょっとピリっと緊張感があるんですけど、席に着いて台本を開くとまず1枚目に、私『バービーちゃんねる』ってYouTubeやってるんですけど、「YouTubeに感銘を受け勉強しております」って書いてあって。「YouTubeに感銘なんだ!」みたいな。私、本を一応出してますけど、「本じゃなくてYouTubeなんだ」みたいな。
山内:20代はそうなのかな。
バービー:しかも「勉強しております」って書いてあるんですね。私の紹介プロフィールのところに。そこにびっくりしちゃって台本に集中して読んでいて気付くの遅れたんですけど、ちょっとなかなか打合せが進んでないぞっていうのに気付いたんです。なかなか声が聞こえてこない。
山内:ええっ。どういうこと?
バービー:なんか、すごい待ち望んでいてくれたらしくて。芸人としてというよりも、何か違うものとして喜んでいてくれていたらしいんですよ。
山内:本当にそれぞれの感受性でバービーさんに対して気持ちが溢れていたってことですよね。

バービー:そう。でも私YouTubeでふざけたことしかしてないし(笑)こないだも、川本真琴さんのマネして再生回数が1万もいっていないものがあったりとかするんですけど。到着してから「イェーイ!バビたんー!」っていうノリが全くなかったから、そういう空気ではないっていうのは察していたんだけど、そういうキラキラした目だったり、涙ぐんでたり、緊張してくれてたりっていうそんな熱い思いにビックリしちゃって、なんかこっちまでグッときて。
山内:みんな無言(笑)
バービー:でもなんかこの空気をどうにかしなきゃ!と思って、ここから必死にランニングトークを開始しました。
山内:温めないといけないですからね。
バービー:無理くり「校舎新しいね!」とか、「私、昔よく八王子とか立川で飲んでたから、津田塾の人とすれ違ったりしたかもー!」とか、どうでもいいことしか出てこないからマネージャーさんも焦って話を回しはじめて。「お友達になかなかコロナで会えないでしょう?」って聞いたら、「Zoomで繋ぎっぱなしで一緒に勉強したりしてます」と。
山内:あっ、ちょっと喋った!
バービー:「やっと口を開いてくれた!」みたいな感じでちょっと会話して。でも本当に真っ直ぐな瞳で、全く擦れていないって言うんですか。私が大学の頃なんかは、「いかにキャバクラに体験入店に行くか」とか(笑)そういうことばかり友達と話していたのに、すごい真摯な目線で「なんとか学祭を盛り上げたい!」っていう気持ちで接してくれて、すごくいい子たちだなって思って「どうして呼んでくれたんですか?」って聞いたんです。
「その話がしたいです」バービーが学園祭に呼ばれた理由とは?

バービー:私がYouTubeで『ボディポジティブ』をテーマにした動画を見たらしいんですね。で、「その話がしたいです」っていうふうに言ってもらって。それも再生回数16万回とか、言うほど見られていないものなんですけど。
山内:いやいや、16万回ってすごいと思いますけどね。
バービー:何百万回とか、みんなに周知される回数ではないんだけど、グッとなぜか津田塾の学生さんたちは見てくれていたみたいで。
山内:それは、トークショーみたいな形でバービーさんが津田塾の女の子たちにいろいろ喋るっていう会だったんですか?
バービー:そうなんですよ。一番緊張してらっしゃった方がMCで、「二人で対談」みたいな形でYouTubeの生配信っていう感じだったんですけど。
山内:へ~!すごい!

バービー:教室がガラスの壁になっていて、そこに実行委員の方たちが50人ぐらいいるんですかね。代わる代わる見に来てらして。なんかこう、動物園のパンダか何かみたいな感じで(笑)代わる代わる見て、そこでもちょっとウルっときている学生さんがいてくれたりしてとても不思議な空間ではあったんですけど。トークイベントが終わって、その4人の方たちに「ありがとうございました」って見たら、3人がやっぱり声を出さずに泣いていたんですよ。すごいテンションがね、私ぐらいの年代だと「ありがとう!」とか、「よかったよー!」みたいなテンションかと思うんですけど、すごい静かにみんな泣くんです。シクシクと。「(小声)今日はどうもありがとうございました」って。
山内:声も聞こえるか聞こえないかみたいな。
バービー:そう。そういう感じで3人は声を出さずに泣いていて、で、例の「私のこと知ってるかな?もしかしたら」みたいな感じの彼女が最後に私のところにトコトコトコって来てくれて、「あっやだ、なんか本当は興味持ってくれてたんじゃない?」って思ってたんですけど、最後に「カンペちゃんと出せずにすみませんでした」って(笑)マジメ。みんな本当にマジメでいい子。だから、声が届いたのはすごい嬉しかったんですけど、私としては始終笑いは取れなかったってことだけは心残りなんですけどね(笑)