TBSラジオ「山形純菜 プレシャスサンデー」(日曜日・午前6時~生放送)
「日曜日の朝を楽しくする」ワイド番組。
朝9時台の「プレシャスエンターテイメント」は、毎週ステキなゲストにたっぷりお話を伺っています。

ダニエル・カールさんは、1960年生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身。
高校時代、交換留学生として、奈良県の智弁学園で1年間在学。
大学時代にも、関西外国語大学に留学するなど、
日本とアメリカを行き来し、日本について、深く学んでいきます。
大学卒業後は、英語指導主事助手として、山形県に赴任。
3年間教壇に立った後、上京して、翻訳・通訳会社を設立。
好奇心旺盛な性格とバイタリティある行動力、ユーモア豊かなサービス精神に加え、
山形での生活で鍛えた山形弁を武器に、テレビやラジオはもちろん、
司会、講演活動などでも、マルチに活躍されています。

「日曜ですからね~!日曜日は楽しいんですよね~、休みのつもりで!」と、
明るく元気にリモート出演してくださったダニエルさん。
自粛中で、白いお髭を携え「あと1週間くらいしたらサンタクロースにそっくりになれる!!」と
ユーモアたっぷりにお話してくださいました。
今年、還暦を迎えるダニエルさんは、日本に移り住んで40年以上。
日本に興味を持ったきっかけなどを、伺いました。
お話してくださる言葉の節々には、山形弁が溢れ出し…、
でも、ダニエルさんとしては、標準語を喋っているつもり??
(放送後記では、山形弁のイントネーション・語感が表しきれませんでした。笑)
(ダニエル・カールさん)
小学生の時のサマースクールで…
日系アメリカ人の女の子に出会い、めんこくて、一目惚れして、気に入って。
話を聞いたら先祖が日本ってことで勉強して。
プラモデルも好きだったので、零戦などの飛行機も好きで歴史などを勉強して。
高校卒業したら、Japan Expart になっていた。【日本での留学生活で驚いたことは?】
(ダニエル・カールさん)
1年目はたまげた、見たことないねぇもんばっかりで…
襖だって、障子だってどうやって開けるんだが?
あとは、食べ物。納豆は意外と大丈夫だったけど、こんにゃく、豆腐、かまぼこ…
かまぼこなんて「なんでこんな消しゴムみてぇなもん食わねばならん…?」と思った。
(饒舌になると、どんどん山形弁が出てくる様子もお楽しみください!)

とっさの一言は、母国語の英語ではなく山形弁が出ちゃうというダニエルさん。
たまにケント・ギルバートさんに電話をして英会話を練習しているそうです。母国語を練習する…、なんとも不思議な感じがしますね。山形に赴任し、山形弁をマスターするまで
学生生活を関西で過ごし、関西弁を身につけた後は、佐渡島で北陸弁も学び、山形へ行き着いたダニエルさん。
大自然がきれいなところで最高だ!と思ったが、初めて山形県民同士で喋っているのを聞いた時、何を言っているのか分からず、言葉を勉強しなおさなければ…、と感じたとのこと。
英語指導主事助手として山形県内の210校、全部回っていると、山形弁も7種類に分けられることがわかり、奥が深く、周りに教えてくれる先生もいたので、山形弁が面白いと思うようになり、勉強していったそうです。
その中で、英語教師であった奥様にも出会い…。
(ダニエル・カールさん)
30~40代になると、タレントとして、レポーターの仕事が多くなり、全国を回っていたが、
長崎のバイオパークのロケで、カワウソに餌の魚をあげた後、あまりにも可愛いから、頭を撫でようと思った。
警戒心深い動物だから、安心させるために鼻の前に手を見せたら、餌の臭いが残っていたからか、 魚だと勘違いされで、ガブリッ!と、噛まれた。いてぇいてぇ…。
それだけなく、動物との仕事はたくさんあったので、馬、ヤギ、チンパンジー、トラの赤ちゃん、ヒグマの赤ちゃん、いろんな動物に噛まれた。

(ダニエル・カールさん)
大自然の優れた、すんばらしいところ。四季がくっきりしている。
春は春らしく、夏は夏らしく、季節が変われば、見た目が変わる。
周りの山を眺めるだけで、楽しい。見ていて飽きない。
そして、世界一、黄昏がきれいなところ。
温泉に入りながら、時間をかけて絶景を見るのもオススメ。
後半は、ダニエルさんが山形弁で翻訳された絵本「ちちゃこいやつ」を、ダニエルさんに読み聞かせしていただきました。
◆5月24日放送分より 番組名:「山形純菜 プレシャスサンデー」
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