TBSラジオで平日15時30分から放送中の「ACTION」。月曜パーソナリティは、宮藤官九郎さん。
6月8日(月)のGUEST ACTIONは「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。今回は、流れ星・瀧上さん、コロコロチキチキペッパーズ・西野さん、ゾフィー・上田さんをお招きして、前々から宮藤さんが聞きたがっていた「お笑い芸人さんのネタを書いている方の愚痴」をお伺いしました。
上田:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、うちの相方は一切ネタを書いていないのに、取材で自分も書いている感を出すんです。
瀧上・西野:あ~、分かるわ~!
幸坂:あるあるなんですね。
上田:これはしんどいですね。取材とかで、「コントを書くときに気を付けていることはありますか?」とか聞かれるんですよ。それに僕が答えていると、相方が横で補足情報とか足してくるんですよ。「〇〇するときもありますね~」とか答えてくると、「いや、書いてなのに!?」って言いそうになっちゃいますね(笑)足組んで頷いているだけでもイライラしちゃいますね(笑)
宮藤:西野さんはどうですか?
西野:僕もネタを考えてて、ナダルはネタ作りの場にはいるんです。台詞のトーンとか合わせるために。それでメイクさんとかに「ネタはどちらが考えているんですか?」と言われるとナダルは「4:6ですね」とか答えるんです(笑)「4考えてますよ」とバレない程度の嘘を付いていて、やらしいなと思いますね(笑)

西野:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、相方はネタを書いていないくせにダメ出しをしてくるんです。
宮藤:西野さんが作ったネタに対して?
西野:言いたんでしょうね、7歳上だから。楽屋みたいな人の多いところで言ってくるんです。

宮藤:えっ!書いていないほうが?(笑)
西野:「そのオチも俺が考えたのに…」って思いますね(笑)多分マウントを取りたいんでしょうね。
幸坂:ちゅうえいさんはネタを書いてきたことがあるんですよね?
瀧上:20年前ですよ、1回だけ。そもそもあいつから「お笑いやろう」って誘われて上京したんです。そのときはまだどっちがネタを作るか決まっていなかったんですが、そのときにあいつが作ったネタが”病院にて”ってタイトルで。Aが「病院どこですか?」と聞いたらBが上を指差すんです。で、「上かい!」って言うんです。いや、そもそも”病院にて”でもないし(笑)「病院に向かっている段階じゃん!」っていう(笑)だから消去法で、「俺がネタを頑張るしかない」と思いましたね。ちゅうえいって「バンドやろうぜ」って言ってきて、ボーカルしかできないやつなんですよね。

宮藤:よく、「お笑いやろう」って言ったね。
瀧上:だから”すごいお笑いできる顔”はしてますよね(笑)
宮藤:顔と佇まいね(笑)
幸坂:ゾフィーのサイトウさんはどうですか?
上田:「どうやって笑いが起きているのか」という仕組みが分かっていないんですよ(笑)キングオブコントが近いと同じネタ何回もライブでやるじゃないですか。その途中で、「あ、そうか。だからここでウケるのか」と急に言うんです(笑)「今までずっとそれが分からないで言ってたの?」みたいな。

瀧上:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、これだけ頑張ってもテレビにはちゅうえいしか呼ばれないんです。
一同:(笑)
瀧上:これが一番腹立ちますね!言うなれば僕は猿回しじゃないですけど、テレビは猿ばっかり欲しがるんですよ!猿ばっかり持って行って、「猿回す人いないですけど?」と聞いたら、「いえ、こっちで回せますので」とか言われて(笑)それでさんまさんとか上手い回す人がいるのでね。
宮藤:極上な猿回しのところから帰ってきたあとってちょっと面倒臭くないですか…?
瀧上:ちょっと天狗になって帰ってくるんです。
西野:ちょっと大きくなってね(笑)目も見開いててね(笑)
瀧上:そうそう(笑)全然持ってるムチで叩いても言うこと聞かなくなったりね。ちゅうえいだけ呼ばれるのはまだ良いんですけど、2人で呼ばれてスタッフさんが説明をちゅうえいばかりにするんですよ。ネタのイメージで来てるから、「どうせお前はなにもできないんだろ?」という感じでこちらには来るんです。この時点で「ウィキペディアぐらい見とけや」って思いますね(笑)
宮藤:ウィキペディアにネタ作りは瀧上さんと書いてありましたね(笑)
大盛り上がりのネタ作っている方座談会でした。

◆6月8日放送分より 番組名:「ACTION」
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