TBSラジオで、毎週日曜お昼12時30分より放送中。
女優・松本穂香が新米記者として様々なゲストからお話を伺う「新米記者・松本穂香です。」
先週に引き続き、7月12日は松本穂香がどうしても聞きたい質問をぶつけました!遠藤憲一さんが意識している”悪役のコツ”
松本:エンケンさんって悪い役を結構されているじゃないですか?
遠藤:今回(『竜の道』)でもそうですね。
松本:復讐される役ですもんね。あの、“どっしり見せるコツ”、“悪そうに見せるコツ”がなんかあったら教えてもらっていいですか?
遠藤:実は、これすごい苦手なの。普段は落ち着きないし、どっしりしてないんだよね。心の中も、私生活も、身振りも。これ顔だけが怖いの。顔だけが怖くて、悪役に若いときに振られたときに、チンピラだったらいいんだけど、だんだん年と共に、どっしりとしたエリートみたいな悪もくるようになって、これは悩んだ。
松本:へぇ~。
遠藤:自分なりに、上手くいったりいかなかったりしながら、やってきたのは、まず無駄な動きをしたくても我慢する。
松本:動きを少なくする。
遠藤:ガチャガチャして、怖いっていうのもあるけどね。あと、本当は(声の)キー高いじゃん。これを少しトーンを抑えるとか。
松本:私そうなんですかね。
遠藤:実際は違うと思うんだけど。すごい心が強い人だと思うんだけど。なんとなく、傷つけやすいそういうキャラ。
松本:そうですね、今回のドラマ(『竜の道』)も素朴of素朴みたいな。
遠藤:いつか声を武器にして悪女もやってみるといいんじゃない?

松本:悪役っていったら男性をイメージすると思うんですけど、女性の悪役ですごいなと思った役者さんは?
遠藤:あのね、これ言っていいのかな。その1作しか見てないし、あんまりやっていらっしゃらないんだけど、沢口靖子さん。
松本:沢口靖子さん!そんなイメージない!!
遠藤:ないでしょ?松本清張原作の2時間ドラマで悪役やってたの。怖いとかいうよりも、全然イメージ違くて、一生懸命作ったと思うんだけど、おもしれぇと思った。沢口さん、悪役ぴったりと思った。
松本:イメージと違うから余計に。
遠藤:だと思う。穂香ちゃんも急に悪役をね。悪役やったことある?
松本:ちょっと尖った役とかは1回ありましたけど。
遠藤:結構怖い役やったら衝撃的で面白いと思う。そればっかりやっちゃ、あれだけど。
松本:そうですね。ギャップで。いい子が多いので。
遠藤:じゃあどっかで。思い切ってやると面白いかも。

◆7月12日放送分より 番組名:「新米記者・松本穂香です。」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200712123000