TBSラジオ「山形純菜 プレシャスサンデー」(日曜日・午前6時~生放送)
「日曜日の朝を楽しくする」ワイド番組。
朝7時台の「プレシャスエンターテイメント」は、様々な分野で活躍するゲストを招き、お話を伺っています。

手塚とおるさんは、1962年生まれ。北海道出身。1983年、蜷川幸雄さん演出の舞台「黒いチューリップ」で俳優デビュー。1986年から1992年までは、劇団健康に参加。それ以降、数多くの劇団の作品に客演。また、映画やドラマでも活躍し、TBSドラマでは、日曜劇場「半沢直樹」、「グランメゾン東京」などに出演。クセのある役どころを存在感たっぷりに演じ、個性派俳優として注目されています。★今朝のメッセージテーマ「乗り物」について
(手塚さん)
僕、運転免許持ってないんです。父親が教習所の教官だったので、父親やそのお友達のおじさんたちに遊んで頂いたりして、「乗ってみるか?」なんて教習車に載せて頂いたりしているうちに、教習所というテーマパークに満足しちゃったというか…18歳になっても「あのテーマパーク、もういいや」って飽きちゃったんですね(笑)
それに、乗り物といっても、電車には乗りますけど、○○線がどんな色だとか、そういうのも全く興味がないですし、新幹線に乗ったからといって「おぉ!」とも思わないし、飛行機にいたっては「ずっとここにいるんだ…」って乗った瞬間から思うし、「乗り物とは相性良くないんだな…」と思ってます(笑)。
今週は、数々の舞台に出演されてきた手塚さんに、舞台上での笑撃事件簿を2つ伺いました!
★暗転中に、おっとっと事件!(手塚さん)
僕、目がものすごく悪いんです。今はコンタクトレンズを入れてるんですけど、若い時はメガネをかけてたんです。それで芝居によっては、1つの舞台で、いくつも役を演じる時があって。
(手塚さん)
目の前に人が通ると、こん棒で叩く婆さんの役をやったんですけど、楽日に近くなってくると、その役をもっと凶暴にした方がいいんじゃないかと思って、僕はここでバク宙をしてやろうと思って。それで、後ろ向きにぴょーんと飛んでから、「あ、オレ、バク宙をしたことないな」って思って。そしたら見事に背中から落ちまして。「痛いな…」とは思ったんですけど、こん棒で人を追いかけながらハケたんですね。袖に入った瞬間に「あれ?背中が動かない…」となりまして…。その舞台、下北沢だったんですけど、駅の階段の途中で……
手塚さんの笑撃事件簿、聞けば聞くほど破天荒な手塚さんに驚かされました。

そして今回も最後は、手塚さんが出演する来月開幕の舞台について伺いました。★東京芸術劇場30周年記念公演「真夏の夜の夢」について
(手塚さん)
ウィリアムス・シェイクスピアの戯曲を、野田秀樹さんが自分の公演用にに書いたもので、元のストーリーは一緒なんですけど、設定として日本の割烹料理屋を舞台にしています。
この何か月かで、一般的に意識が更新されて「抱きつく」だとか、恋愛シーンが上手く作れない状況ですが、それはしょうがないこと。それでも、何かを生み出すということを、やっていかないといけないんですよね。今まで通りだと、今の時代にそぐわないので、どうリアリティを出していくか?僕らの時計とお客さんの時計が違っていても同じ空気を吸っているという共通点を見つけていかなければ…、と思っています。

◆9月20日放送分より 番組名:「山形純菜 プレシャスサンデー」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200920060000