TBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
6月16日(木)放送後記
常にチャーハンのお悩みNo.1に挙げられる「パラパラにならない...」そのパラパラのチャーハンは中華料理店のプロのテクニックであり、家庭で作るチャーハンはパラパラでもフワフワでも失敗ではありません!!失敗を恐れずにチャーハンを作る気持ちが大切!と、背中を押してくれたのは、お米料理研究家のしらいのりこさん。この時期にもピッタリなレシピや、冷蔵庫であまりがちな”アレ”を使った、簡単チャーハンのレシピを教えてくれました。
「夏の食欲増進にピッタリ!じゃこと香菜、きゅうりのエスニックチャーハン」
材料(1人前)
ごはん...250g
ちりめんじゃこ...15g
溶き卵...1個分
きゅうり...1/2本
香菜(パクチー)...1~2本
サラダ油...小さじ2杯
酒/ナンプラー/塩/こしょう...適量
作り方
きゅうりを四つ割りにして5mm幅に切っておきます。
香菜(パクチー)は葉と茎をわけて、茎はみじん切りに。
フライパンに油を入れて中火で熱してから、ごはんを入れます。
ごはんに酒をふりかけてほぐし、卵を流し入れ、全体を混ぜましょう。
さらに、ちりめんじゃこ、きゅうり、香菜の茎を入れて炒めます。
ナンプラー小さじ1を入れ、全体を混ぜ、塩、こしょうで味を調えて出来上がり!
きゅうりを四つ割りにした際、種を取り除くことで炒めても水っぽくなりません。味つけはナンプラーで、食欲のないと感じた夏でもどんどん食べられるエスニック味!辛味が好きで、もっとパンチが欲しい人は青唐辛子入れるのもアリ!お酒を振り入れることで、お米がフワっとし、風味もアップするのでオススメです。ちなみに、溶き卵は最初にいれると鍋の熱でスグに固まってきてしまう為、米を先に入れ、その上に溶き卵を加えることで、焦らずゆっくり調理が可能に!
「冷蔵庫で余りがちな“海苔の佃煮”を有効活用!のりのりチャーハン」
材料(1人前)
ごはん...200g
サラダ油...大さじ2杯
酒...小さじ2杯
黒粒こしょう...少々(砕く)
酒...小さじ1杯
海苔の佃煮...大さじ1杯
焼きのり...1/2枚
作り方
フライパンに油を熱し、黒粒こしょうを入れて、ごはんと海苔の佃煮を加え、酒をふりかけてよく炒め合わせ、器に盛る。
焼きのりをちぎりながら乗せる!
粒のこしょうを使うことで、アクセントになり香りも立つのがポイント!海苔の佃煮も炒めることで、甘味が軽減され、ちょっと大人風味のチャーハンに。のりのりチャーハンに限らず、ご飯は炊き立てよりも、保温してから1時間くらい経ったもを使うのがオススメです。また、長時間炒めると水が出やすいレタスやキノコ類等はおもいきって「サッと炒めて・サッと出す・サッと食べる」を心掛けるのがベチャベチャにならないコツです。味付けに迷ったら、「塩・こしょう・醤油」などシンプルにしてみるのが素材の味も生かせて◎そして、家チャーハン作る際、最大の利点は、油の量が調節出来ること。特にお弁当に入れたい時は、油っぽいとベタつくので、最小限に油の量を抑えて作ってみてください!

◎ごはん同盟/お米料理研究家 しらいのりこ
ご飯好きの、ご飯好きによる、ご飯好きのための炊飯系フードユニット「ごはん同盟」の試作係、つまり調理担当(夫・シライジュンイチは試食係及び企画・執筆担当)「おかわりは世界を救う」という理念のもと、日夜、ご飯をおいしくいただく方法を生み出し、その成果をご飯好きのみなさんと共有するための活動を行う。