毎週日曜日、お昼12時30分からお送りしているTBSラジオ「新米記者・松本穂香です。」。
3月14日(日)の取材相手は、3月7日に引き続き、ロックバンド・SHISHAMOの宮崎朝子さん、松岡彩さん、吉川美冴貴さんでした!

取材後半戦は、松本記者がどうしても聞きたい質問と、リスナー記者からの質問をぶつけました。
情景が思い浮かぶ具体的な歌詞。宮崎さんの実体験が活かされている?
「真夜中、リビング、電気を消して。」など、具体的な歌詞が気になっている松本記者。しかし、宮崎さんは、「架空の話として作ることが多い。」と意外な答え。自分のことは考えなくてもわかるけど、考えることが好きという宮崎さんは、こういう女の子がいて、こういうところに住んでて、こういう家族構成で…とイメージを膨らませているそう。こういった歌詞に共感しまくりの松本記者は、枕元に歌詞を置いて曲を流しながら、泣いたりしていると驚きのカミングアウト。

そして、こちらも松本記者の思い入れのある曲、「またね」。ここでまた松本記者の独特な経験が。「ズタズタになった時に、明らかに歩いて帰る距離ではないところを歩いて帰りながら、曲を聴きながら、池袋など人通りが多いところで走りながら、気持ちが高ぶって泣いた」こともあると告白。若干SHISHAMOの皆さんも引いている様子。

ここで松本記者から追加質問。
自分たちの曲で、一番好きな曲、思い入れのある曲は?
吉川さんは、「熱帯夜」。それまでのSHISHAMOがやってこなかった曲調、ジャンルに挑戦したそう。

松岡さんは、「彼女の日曜日」。大阪から東京に来て、ライブを控えて1ヵ月ホテル暮らしをしていた松岡さん。駐車場にあったという洗濯機で洗濯物を回してる間、ずっとこの曲を聴いていたそう。その時の記憶が今でもよみがえるとか。

宮崎さんは、「私の夜明け」。初めてハッキリ自分のことを書いた曲で、「普段うんざりしたり、悲しかったりしたことを書いたら、みんなもわかってくれるんじゃないか…という想いを書いた」と宮崎さん。

皆さんの想いを受け止めた松本記者は、「はい、お腹いっぱい」とバッサリ。これにはSHISHAMOの全員が不意打ちをくらっていました。リスナー記者からの質問
★歌詞を書く時のルーティンや、必ず行く場所などがあったら教えてください
宮崎さんのお答え。
「私、曲を作るときに歌詞を先に書いていて、全体でいうと1割くらいって言われてるんですけど。歌詞がないと曲が作れないので、常に作ってる状態で。
★三人でいることのメリットを感じたことはありますか?私は、ずっと仲良しの幼馴染二人がいるのですが、もしも、誰かと誰かがケンカしてしまっても、三人だと、もう一人が仲介役に入ったりできるのがいいところだなぁと思います。
宮崎さんは、バンド的な話になっちゃうけど、と前置きしつつ、「3ピースバンドが昔から好きで、だからやってるのかな?と思うんですけど。ステージに立った時に、全員が見える」。これを聞いた吉川さんも「それはモノスゴイメリット!!」と激しく同意。
普段は意見が分かれたり、ぶつかったりすることがあまり無いということですが、「かといって仲がいいわけでもない…」(宮崎)とキッパリ。まあでも、きっと仲がいいんでしょうね(笑)

『壊したんだ/SHISHAMO』
前回紹介した『君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!』とは全く異なる雰囲気の今回の曲。松本記者が、「これもすごいわかる…もうほんとに支えになってくれます」と感想を伝えると、「コメントしにくい…」とSHISHAMOの皆さん。松本さんの辛い情景を思い浮かべてしまったのでしょうか。
バンドサウンドではないのが今回初めて。
取材の最後は、毎回恒例「虫食い格言ボード」。今回は、「成長のために必要なのは○○だ」。3人の答えは、「続けること」だ。

「自分たちがやっていることって、振り返ってみたらこれだけだなって思って。自分たちが良いと思う音楽を作り続けることだけだなと思うので、これからもこれを続けていこうって気持ちです」(宮崎)
「何事もそうですね。私の立場でもそうだなと思いますし、自分が良いと思うものを信じてやっていくしかないんだな、と思います」。

松本記者の人生に寄り添ってきたSHISHAMOの楽曲。その聴き方には引かれる場面もありましたが(笑)。楽しい場面あり、まじめなお話ありと、充実した取材となりました!SHISHAMOの皆さん、ありがとうございました!
◆3月14日放送分より 番組名:「新米記者・松本穂香です。」
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