TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!
(3月15日放送)
昔当たり前に飲んでいた飲み物。他の地域に引っ越したら全く売ってなかった!なんてことはないでしょうか。
神奈川県・39歳・女性・ラジオネーム平九郎さんからの情報
私の地元 宮城県の飲み物に「九重(ここのえ)」というものがあります。色のついた粒々をお湯にとかして飲む、温かい甘い飲み物です。一番ポピュラーなものは、黄色いユズ味のものです。最近、色鮮やかな見た目が受けて、インスタで話題になったりしました。サイダーに浮かべるととても綺麗ですし、ヨーグルトに混ぜるのもオススメです。ちなみに宮城県では、「九重本舗 玉澤(たまざわ)」というメーカーが有名です。
ということで、仙台市にある玉澤の九重を取り寄せてみました。

グラスに九重を入れ、60~70度のお湯を注ぎ、九重が浮かび上がったら飲み頃。炭酸水、ヨーグルトもご用意しました。
もち米・砂糖などで作られた小さな粒状のお菓子。白湯やソーダに入れるのがオーソドックスな飲み方。
味は3種類。黄色はゆず、緑はひき茶、薄紫はぶどう。作り方は1袋の九重を器に入れ、100ccのお湯もしくは水を注ぐだけ。パッケージを見ると、ほかにも紅茶、お酒、アイスクリームなんてアレンジも。
九重は明治時代ごろに売られるようになったそうで、万葉集の古歌にちなんで「九重」と命名されたとのこと。玉澤以外に、福島県喜多方市の「奈良屋」でも販売されています。

九重本舗・玉澤「九重」
■10本入りのセットで税込1620円
■500円ほどのお試しセットも販売されていました
■玉澤の公式オンラインストア、ほかのネットストアでも購入できます静岡県民が夏に飲む!ウス茶糖

東京都江戸川区・ラジオネームちうこさんからの情報
我がふるさと静岡には薄茶糖(うすちゃとう)があります。いわゆる甘い冷茶で、粉のものを水に溶いて作ります。子供の頃は、夏といえばこれ!カルピスよりもこれ!プールから帰ってきての薄茶糖は美味しかった~!夏になるとお茶屋さんの店頭で冷えた薄茶糖がジュースのように売っています。以前テレビで静岡だけの飲み物と放送されていて、初めて全国区ではない事を知りました。甘いけどさっぱりしていておいしいですよ。
ということで、静岡のウス茶糖、取り寄せてみました。
「竹茗堂」というお茶屋さんが昭和8年に考案したものだそう。ほかのメーカーでも作っているそうですが、今日は竹茗堂ものをご用意しました。抹茶と砂糖を混ぜて作っているんですが、抹茶には濃茶(こいちゃ)と薄茶(うすちゃ)の2種類があり、その薄茶と砂糖を混ぜて作るから「ウス茶糖」。とのこと。
静岡県ではお茶屋さんのほか、スーパーでも売られているほどポピュラー。
お湯だけじゃなく、牛乳で溶かした抹茶オレで飲むのもいいんだとか。ホットで飲む「うす茶あられ」というものも。
竹茗堂の「ウス茶糖」
■300グラム入りの袋タイプが税込550円
■ネットストアで購入できます

神奈川県・ラジオネームいつもこころにふるさとを さんからの情報
私は福島県の出身なのですが、福島県民みんな大好きな飲み物があります。それは「酪王カフェオレ」です。たまに関東のスーパーに置いてあるのでぜひ飲んでみてください!福島県民の心のドリンクです。
ということで、酪王カフェオレ、買ってみました。
1976年に福島県の酪王乳業が発売したロングセラー商品です。ほかのカフェオレとの違いは、“50%以上も使っているコクの深い牛乳に、香り高いコーヒーを合わせている”ところなのだとか。「濃厚ながらあと味がスッキリして、甘すぎずくどくないのがいい」とう声も。
ほかに、いちごオレ味、紅茶オレ味、コーヒーの割合を増やした「ハイカフェオレ」バージョンがあります。
酪王乳業の「酪王カフェオレ」
■500ミリリットルで税込150円ほど
■公式オンラインストアでも買えますが、東京だと日本橋にある福島のアンテナショップでも購入できます。「東京でも売っているスーパーがある」という情報も。
地元じゃないとなかなか売っていないことも多いですが、東京でもアンテナショップにいくと、売っていることも!見つけたら飲んでみて下さい!

番組では、今後もご当地ドリンクの情報をお待ちしています。ご当地スイーツ・ご当地おやつの作成にも挑戦しています。「こんなご当地スイーツ作ってます」とか「こんなのあるよ」という情報をぜひメール(so@tbs.co.jp)でお寄せ下さい。
◆3月15日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」