TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
8月1日(月)の放送は、パーソナリティの向井さんがお休み。という事で、先週に引き続き月曜日パートナーの滝沢カレンさんの大親友、横澤夏子さんが登場! TBS喜入友浩アナウンサーにアシスタントを務めて頂きました。
みんなの気になる話題を取り上げる「ふらっとトピック」のコーナーでは、先週歌舞伎の魅力をお話いただいた歌舞伎俳優の中村歌之助さんのお母様であり、「#ふらっと」水曜日パートナーの三田寛子さんがふらっと遊びに来てくれました。
(一同拍手でお迎え)
一家4人が歌舞伎俳優である三田寛子さんに家族のこと、結婚生活のこと、育児のこと、梨園のことを伺いました。
(横澤):子供さんが歌舞伎の世界に入られるっていうことは、もう元々決まっていたことなんですか?
(三田):いややっぱり「好きこそものの」で、やっぱり私が結婚して見てきている中でやっぱり「好き」っていう気持ちがなきゃできない厳しい世界なので、だから無理にさせたいとか、させるっていうよりは、私の役割は子供を魔法のようにいつの間にかもう歌舞伎がなくては生きていけない、歌舞伎が好きなんだ、って思わせる環境作りが母親としての一番の大事なポイントだと思って。私自身があんまり歌舞伎わからないから、ひたすらもうその事に集中して、もう24時間、子供の。お腹にいるときから「どうやったら歌舞伎好きになる?」「どうやったら歌舞伎のヒーローに憧れる?」とか思いながら。
(滝沢):そんな事…。じゃあ、そのその通りになっていったって事ですか?
(三田):でもねカレンちゃん、自分の子供とは言っても無理なことできないじゃない?ある時やっぱり反抗期ぐらいから、自分のお友達とか見てて「部活やりたいな」とか「こんな事やりたいな」って思いが芽生えてくるときに、わざとちゃんとやっぱり好きじゃないかもしれない、と思って。寝てるときにね、「ねえねえ、パイロットってかっこいいよ」「F-1レーサーなんかもてるね」とか「ドクターになってくれたらお母さん助かるわ」って寝てるときに3人にそれぞれに耳打ちをずっとしてたんですよ。
(一同):(笑)
(横澤):やめて!こわいよ!
(三田):そしたら人間ってそんなこと言われたら「僕は歌舞伎好きなんだよ」っていうマインドに行くんじゃないかっていう「逆説睡眠療法?」
(一同):(笑)
(横澤):独特!
(三田):それ結構効果あったかも。
(横澤):それは効果あったんですか?
(三田):直接はやりなさいとか、歌舞伎好きになれ、とかは一度も私も主人も。
(横澤):歌之助さんも言われてましたもんね自由にして、自分が選んだのが歌舞伎でした、って。
(※中略※)
(滝沢):結婚してから何が大変でしたか?喧嘩とかしたんですか?
(三田):いやもう喧嘩も何も。
(横澤):ええ!?
(三田):それで帰るときは「失礼いたします。」ええ!?みたいな。
(滝沢):そういう文化なんですか?歌舞伎って
(三田):親っていうよりは師匠なんです。だからそういう先輩に歯向かうとか、口答えはあり得ないことだし。
(横澤):ずっと敬語でお話をされて。
(三田)その切り替えはもちろんちゃんと普段の時とあるんですけど、私が見たこともない知らない世界に嫁いできちゃって、想像を絶する。だから皆さんが結婚する前にはお前には務まらない、とか。「大丈夫?もうとっとと帰っておいでよ」とか業界の先輩方に言っていただいて、結婚決まって発表したときに。その意味が結婚してわかりましたね。
(横澤):お付き合いしてる時はまだそういう?
(三田):もうすごい仕事が忙しかったのそこまでわからなかったんですよね。もちろん厳しい世界だってのわかっていて、初めて主人の歌舞伎座の楽屋に呼んでもらったときは涙出ちゃって。
そうしたら主人とか、周りの先輩のお兄さん方が「大丈夫だよ、みんな優しいから」って言ってくれたのが最初の楽屋でした。
三田さんのご自宅での話、育児の話は他にも盛り沢山!