毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」
「伊集院光とらじおとゲストと」5月25日(火)のゲストは、漫画家のコージィ城倉さんでした。
番組オープニングで『キャプテン』『プレイボール』を「サラリーマンに向けた応援漫画」と独特の読み解きで絶賛したアシスタント・竹内香苗。
その読み解きについてはコージィ城倉さんも「それはちょっと違うかもしれない」と笑いながら指摘しつつ「ただそういう風に時空を超えて、大人がサラリーマン向けと読めるところもこの作品の不思議なところ」と話してくれました。
その『キャプテン』『プレイボール』の続編を描き始めておよそ4年。
伊集院は、その当時のことについて「正直、賛否の否の方の人も多い。元々の漫画が好きすぎて。タッチを似せていることも反感を覚える人はいたんではないか」と質問、コージィさんは「選択肢はいくつかあったと思うんですけど、タッチを変えたり、時代を変えたりしたら、もっと反感を覚えられる。タッチを変えないことがファンに寄り添うことだと、その時は思た」と明かしてくれました。

故・ちばあきおさんが70年代に描いた名作『キャプテン』と『プレイボール』。
当時、読者として作品を読んでいたコージィ城倉さんは「かっこいい!人気漫画家ってこういうこと(一つの作品とスピンオフを同時連載)しちゃうんだなぁ」と思っていたそう。だからこそ、続編である『プレイボール2』を描くことを決めた後は、自然と『キャプテン2』の続編の連載も決めたそう。
コージィさんは「僕は単なるファンだから、イチファンとしてこうだったらいいなぁということをやっているだけです」と話し、伊集院は「でも、誰もが続編を描くことを許されるわけじゃないですよ」とコージィさんの実績、力量を褒め、コージィさんは「ご褒美だったと感じます」と今の立場を噛み締めていました。

伊集院が『キャプテン』『プレイボール』を描く上で気をつけていることを質問すると、コージィ城倉さんは「この作品はあきまでちばあきお先生のもの」「僕自身は読者の期待を裏切るのが好きだけど、『キャプテン』や『プレイボール』ではそれはできない」と答えてくれました。
さらに、コージィさんは「『キャプテン』は低刺激なんです。
コージィ城倉さんと野球漫画が大好きな伊集院光が野球漫画についてがっつりトークした時間となりました。
◆5月25日放送分より 番組名:「伊集院光とらじおと」
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