毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」
7月1日のゲストは、プリンティングディレクター・高柳昇さんでした。

あまり聞き慣れない「プリンティングディレクター」というお仕事。
高柳さんにその内容を聞くと「写真家さんの撮る写真の"色の翻訳者"なんです。カメラの記憶する色の三原色と印刷で使うインクのシアン(藍)マゼンタ(紅)イエロー(黄)墨(黒)は、もう言語が違うんです。それを写真家と話しながら落とし込んでゆくんです。」と明かして下さいました。

では、そんなに複雑な「色」をどう表現するのか?
「人間は、目だけで色を感じているんではないんです。その時の環境や感情でも違う色に感じる。それを表現するのが大変なんです」と語って下さいました。

現在、モノクロ写真をカラー化するサービスに取り組む高柳さん。
「AIで再現できるのには限界がある。そこに自分の知識感性でもって"きっとこういう色だったんではないか"と構築していくんです」と、果てしない知識量と経験も必要なお仕事の一端を語って下さいました。
◆7月1日放送分より 番組名:「伊集院光とらじおと」
◆https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210701100000