TBSラジオ『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』毎週金曜夜9時から放送中

10月14日の放送は、校正者の愚痴!

M田:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、どんなに気を付けても誤植をゼロにするってのはほぼ不可能に近いと思うんですが、それを求められる仕事なんです。

宮藤:不可能に近い?

M田:誤植って言ったらミスですよね?絶対にミスをしない人間はいなと思うんです。

私たちは人のミスを拾うのが仕事ですけど、そういう私たち自身も人間なので、拾うべき誤植を見逃しちゃうことはあるので、誤植が全く一個もない本を作るのってほぼ不可能じゃないかと思っているんですけど、校正者は看板としては「誤植を全部見つけます!」という仕事なんで…。

宮藤:ここに書いてありますけど、何回もチェックしたのに、「本になってから何気なく見てたらミスが見つかることがある」。

M田:ありますよね。私のいた会社は4人がかりで4周見てるのに、本が出来上がって、文庫化する時にもう一回チェックした時に「前の4人何してたんだ」みたいに!

宮藤:前の4人は回し読みしてたのかって!(笑)

M田:思わないですけどね、お互い様だから(笑) 自分が仕事をした本が、綺麗な絵本だったので、夫に渡したらぱらぱら見て、「え、これ」って言って

宮藤:間違い?

M田:うん、血の気が引いて(笑)

宮藤:え~~~~~‼夫すごいですね!なんだろ、フラットな眼で見たから見つかったんでしょうね。

M田:そうだと思います。近寄りすぎちゃうと逆に見えなくなるみたいなものってあると思うので、俯瞰してた方が飛び込んでくる。

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