TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
3月7日(火)放送後記
火曜日の生活情報では、2021年にブームになった「マリトッツォ」を作ったり、流行るかもと思った「イタリアの伝統的スイーツ・スフォリアテッラ」を紹介したり、第3次ドーナツブームを受けて「生ドーナツ」を食べてみたり、新しいスイーツを取り上げてきました。(スフォリアテッラは流行らず・・・)
2023年の注目スイーツ、スイーツアナウンサー杉山が触れないわけにはいかない!
①ブラジルの練乳を使ったブラジルのプリン! その名も、プヂン
今日ご用意したのは、人気のブラジル料理・シュラスコの専門店「バルバッコア」のプヂン。
▼ブラジル料理店では定番のデザート。
▼ポイントは、材料に「練乳」を使っている点。(プリンは牛乳)
▼私たちがよく知っているプリンと比べてと、固めの食感と独特の甘さがあります。
▼プヂンは略称で、正式には、「プジン ジ レイチ コンデンサード」(Pudim de leite condensado)といって、ポルトガル語で「練乳のプリン」を意味します。
▼ブラジルがポルトガルの植民地だった大航海時代に伝わったとされていて、当時は生クリームで作っていたそうです。
・ただ、ブラジルでは練乳の方が手に入りやすく、現在の形になったそうです。
・ブラジルでは、家庭でも作ることが多いそうです。
▼日本では、ブラジル料理店以外に、フレンチレストランやカフェなど、プヂンを提供する店が増えていますが、テイクアウトできる店はまだ少ないようです。
▼スーさんに試食してもらった「バルバッコア」のプヂンは、今年1月からテイクアウトがスタート。
・300グラムで税込み1,200円。予約制ですのでご注意ください。(300グラム=4~5人でシェアして食べられる量)
②オスマン帝国時代から愛される中東の伝統菓子!バクラヴァ

今日ご用意したのは、地中海・アラビア料理レストラン「カールヴァーン」のバクラヴァ。
改めてバクラヴァとは・・・
▼さくさくの薄いパイ生地に、ピスタチオやくるみ、ヘーゼルナッツなどのナッツをはさんで焼き、最後に甘いシロップを染み込ませる。
▼「バクラヴァ」とはトルコ語で、トルコを中心とした中東・中央アジア・地中海地域などで食べられてきました。
・いま地震で大変なトルコ・シリアでよく食べられているそうです。・募金のほか、こうやって文化を知ることでも応援したい。
(木曜日の生活情報では以前、同じくトルコの「ロクム」を紹介)
▼発祥は詳しくわかっていませんが、少なくともオスマン帝国までさかのぼるとも言われます。(※オスマン帝国=1299年から1922年)・紀元前には似たようなお菓子があったという説もあるそうです。
▼作るのに大変手間がかかる上に、材料が高級なため、結婚式などのお祝いやラマダン明けのお祭りなど特別な日に食べることが多いそうです。
▼スーさんに試食してもらった、「カールヴァーン」のバクラヴァは、テイクアウトですと、2ピースで税込み756円。
もちろん、お店でも食べることができます。

さあ、2023年はどんなスイーツが流行るのか、しっかりと見届けたいと思います!