TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』毎週月曜日~金曜日 朝6時30分から放送中!
4月18日(火)放送後記
今日は「エアコン」の話題です。
エアコンの試運転は今がおすすめ
このところ東京でも20度を超える日もあるものの、いくらなんでもエアコン、冷房の話題は早い!と思われそうですが、実は「今、この時期にエアコンを試しに運転する・試運転をして壊れていないか、きちんと動くか確かめてほしい」と空調メーカーが呼びかけているんです。ダイキン工業・広報の由井明日香さんのお話です。
ダイキン工業広報 由井明日香さん
試運転っていうのはお試し運転をすることで、夏前にしっかりエアコンがちゃんと動くかチェックをするものになります。7月8月になった頃だと、みなさんエアコンを使い始める時期なので、その時期に故障に気づく人たちが多く、修理点検のお問い合わせが増えてしまった、1週間以上お待ちいただくというお客様の声も聞いたことはあります。混雑していない4月5月あたりに試運転をしていただくことをおすすめしております。冷房を連続して運転するという時に室内の温度と設定温度の差がある程度ないと、冷房運転を始めてすぐに設定温度に達してしまうと、十分に試運転ができないことがあるので、23度から25度くらいの外の気温になった時に試運転をしていただくのがいいと思います。
まだ冷房が必要ないこの時期に試すことで、万が一、故障がわかっても修理も混んでいないし、冷房がなくても生活できるので今の試運転がおすすめだということなんです。由井さんのお話にもありましたが、冷房を試すには、部屋の中と外の気温との差がある程度ないとエアコンが冷やす必要が無いと判断して、止まることもあります。そのため今の時期では気温が高めの23度~25度の時が試運転の条件に合うということでした。
エアコンの試運転していますか!?
では、みなさんは早めの試運転はしているのか、これまでにエアコンのトラブルで困ったことはあるかなど、街で聞いてきました。
●「フィルターとかを洗ったりしなきゃいけないじゃないですか。なかなかできなくて後でやろうと思って結局ギリギリみたいな感じ。」
●「壊れた部屋がメインのリビングだったんですけど、他の部屋で生活をしてたりとか、電気屋に一応頼んだんですけどすぐには設置してもらえないので、その期間不便だったかなっていうのはありますね。」
●「夏に動かす時は臭いので、お掃除モードみたいなのをやってから使う。言われてみればそうだと思うので、家帰ってやってみたいと思います。」
●「試運転って知らないですね。おととし5月くらいにつけたら熱風しか出てこないんで、どうしようもないので修理なんだと分かって来てもらいましたけど、恐ろしい思いをしました、すぐ夏日が来るからやっておいたほうがいいのかな。」
お話を聞いたほとんどの方から「今エアコン?」という反応をされました。ただ多くの方が「言われてみれば今やっておけば夏安心なのですぐにやります」と帰って行きました。
試運転の方法、チェックポイント
では、正しい試運転の方法や、チェックポイントなどを再びダイキン工業広報の由井明日香さんに伺いました。
ダイキン工業広報 由井明日香さん
まず冷房の設定温度を最低温度に設定してください。機種によって異なるんです けれども、だいたい16度から18度程度になると思います。最低温度に設定して10分ほど運転していただけたらと思います。その次に、きちんと冷風が出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認してください。次に、30分ほどさらに連続運転をしていただいて、室内機から水漏れがないかっていうのを確認してください。最後は不快な臭いや聞き慣れない音がしないかを確認していただけたらと思います。
教えていただいた試運転は合わせて40分ということでしたが、時間がない方や電気代が気になる方は、前半部分の、最低温度に設定して、10分程度冷房をつけてチェックするだけでもいいそうです。もし水漏れ、臭い、音など異常に気がついたら、専門業者やメーカーの窓口に早めに相談してください。また夏も電気代が気になる方も多いと思いますが、節電という面でみるとやはり掃除が大事だということで2週間に1度フィルターの掃除がおすすめだと話していました。夏、エアコンが必要な時に急いで買い替えとなると、比較してゆっくり選べず、しかも高くなっていて余計な出費につながる可能性もありますので、早めにチェックしておくというのは大事かもしれませんね。