TBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』毎週土曜13時から放送中!
5月27日(土)の井上貴博 土曜日の「あ」。
今回のゲストは…TBSテレビ『レゴ マスターズ JAPAN』で井上さんと共演するレゴ認定プロビルダーの三井淳平さん
日本で唯一のレゴ認定プロビルダーの三井さんに…レゴマスターズJAPANのお話やプロビルダーとしての活動など伺いました!
アイスクリームのレゴを海藻として使う…?!
井上「三井さん…凄い方なんですよ!日本で唯一のレゴ認定プロビルダーということで」
三井「はい」
井上「『レゴマスターズJAPAN』っていう番組でご一緒した時に、日本全国からレゴ好き人たちが集まってくるんですけど…皆さんどの芸能人を見る目よりも三井さんを見る目がキラキラしてて」
田中「へぇ!」
井上「本当に神様のような存在なんですよ」
三井「恐れ入ります」
井上「番組では三井さんは審査委員長なんですけど、どういうポイントで評価しているんですか?」
三井「レゴビルダーとして見るポイントってのはいっぱいあって。レゴブロックをどう上手く活用して作品作りをしてるかだとか…作品そのものを上手く自分の作りたいモノに表現できてるかとか…そういったところを見ていきますね」

井上「そもそも不思議なんですけど…我々がレゴを作る時って説明書があって、どうやって作れば良いって分かってるじゃないですか?」
三井「はい」
井上「でもこの番組の参加者の方々はテーマが与えられるだけなので…あとは全部あなたが勝手に作ってくださいって設計図がないものじゃないですか?」
三井「自分が作りたいモノからまず何を作るかから考えて…その後にどんなパーツを使えばそれをうまく表現できるか・面白くなるかっていうのを考えて作っていくっていう、その両方が必要ですね」
井上「これ…製作者との答え合わせも面白くて。
田中「面白そう!」
井上「例えば…海の中再現しましたっていう作品で海藻があるんですけど…海藻を元はアイスクリームのレゴを使って表現していたりとか」

田中「アイスクリームで海藻?!」
井上「それが上手く使うと海藻に見えるんですよ!」
三井「レゴ人形がいるんですけども、それが普段はアイスクリームを持って食べてる雰囲気になってるパーツがあって、それをうまくパーツとして組み合わせると海藻に見えたりとか」
田中「いかにアイスクリームにしか使えないみたいな固定概念をどう崩せるかっていう柔軟性も必要そうですよね!」
三井「そうですね。そこもレゴブロック作品作りの醍醐味の1つですね」
井上「そのクリエイティビティは百聞は一見にしかずということで…今日実は作品を持ってきて頂いているんですよね?」
三井「はい。こちらなんですが…」(バッグから作品を取り出す)
田中「あ!顔顔文字だ!」

三井「そうです。よく見る絵文字ですね」
田中「バレーボールぐらいの大きさで凄い!」
三井「絵文字をシリーズ物で作ったら面白そうだなと思っていくつか作りました」
井上「四角いレゴブロックで球体を立体的に作るって凄いなぁ」
田中「これ…ちょっと触ったりしても良いですか?」
三井「はい。是非持ってみたりしてください」
田中「おぉ!重いですよ!井上さんも持ってみてください!」
井上「あ!重いですね!一番軽めのボーリング球くらいある!」

三井「中は結構空洞に近いんですけど、強度をつけるために骨組みをレゴブロックで作ったりしています」
井上「そうなんです。強度も今回の番組だと審査ポイントになるんです」
田中「強度って大事なんですか?!」
三井「やっぱりブロックって1つ1つはパーツのくっつく力だけでしかくっついてないので。それをうまく使ってどれだけ大きな作品にチャレンジするかっていうそこもポイントになってきますね」
田中「水色の涙マークが斜めになっているんですけどこれどうやって組み合わさってるのか…ちょっと見てわからないんですけど?」
三井「これは中からブロックを横に飛び出させるような工夫がしてあって。そこにうまく接続していくんですね」
井上「これボンドとか接着剤とか使ってないんですもんね?」
三井「これは使ってないですね。プロとして輸送のためにちょっと接着をするとか安全対策でそういう時あるんですけど一般的には全然使わずに作りますね」
その後、レゴの魅力の話になり…

次の作品のために壊すのもレゴの哲学??
井上「レゴの一番の魅力ってどこに感じていますか?」
三井「気軽に作ったり壊してみたりって試行錯誤できるのが魅力だと思いますね。ものづくりのハードルが少し下がるので失敗したら嫌だなとか壊れたらゴミになっちゃうなとかって感覚があんまり無くて。とりあえずやってみよう!っていう敷居の低さが良いと思います」

井上「今回持って来てくださった絵文字の作品とかも、崩してもう1回作ろうってなると、ある意味で全く同じものはできないわけですよね?細かい設計図を書いてらっしゃらないから」
三井「そうです。
田中「でもこの作品を置く場所がないからって壊すとなると…悲しいですよね?」
三井「そうですね。でも私自身小さい頃、次の作品作るためにはやっぱ崩さないと次が作れないっていうのがあったので。そこはある意味レゴブロックの哲学というか。次の作品のために崩しましょうっていうのは大事なポイントだったりしますね」
井上「いやでもまさに田中さんの感覚って日本人みんな持ってると思うんですけど。作ったものを壊したくない。でも海外のレゴマスターズの番組だと壊すところまでが演出なんですよ」
田中「え?!」
井上「立派に作ったものを司会者がバットとかで壊していくんですよ」
田中「ちょっと!壊し方!!」

三井(笑)
井上「バットで壊して…「ハハハ!」ってお笑いになるんですよ!これは国民性の違いだし、ちょっとあれはいたたまれないので…日本の番組では絶対壊すのをやめましょうってなって」
田中「よかった…」
三井「僕も番組を企画していく中でちょっとこの海外の演出はやめた方がいいかもしれないとはちょっと話はしたりしましたね」
井上「海外の壊すまでが演出だっていう感覚は三井さんでもちょっとっていう感じですか?」
三井「ちょっと日本人的な感覚には合いにくいのかなと思いますね」
田中「よかった…井上さんがバット持って壊したりするのかと思った…」
井上「最悪だよね。クレームが雨あられと来ますよ!」
この他にもリスナーからの「夢中になった遊び」メールなどや三井さんとお話していきました!
